ほとんどコサバ一色。
魚の呼び名は成長とともに変わるものがかなりある。代表的なものは出世魚などと呼ばれてもてはやされる。例えばスズキ,ブリ,ボラなど。 アジやサバも小さい時には,アジゴとかサバゴとか言われ,子が語尾についてサビキ釣りで人気がある。それが20cmぐらいに成長すると、コアジ、コサバと小の位置が前につく。未成魚だから成長途中で脂の乗りが悪く、味ももう一つ良くない。 そのコサバが西浦の釣り場を占領してしまった。11日は朝のうち天気が悪かったので、釣り人は少ないだろうと西浦へ出かけた。テトラでは向かい風だからグレ釣りは諦めて、アジサバを釣ることにした。 潮も悪かったがコアジはほとんど釣れず、25cmぐらいのコサバが13匹釣れただけで終わってしまった。9時には竿も畳んで帰りかけて、港内を見ると釣り人が何人かいたので何気なく見に行って見ると、コアジやコサバが結構釣れていたので帰りの駄賃の積りで竿を出した。 断続的にコサバとコアジが釣れて、結局かなりの釣果になった。コサバは脂の乗りが悪いので利用価値は高くない。それでもこれまで開き、味醂干し、酢締め、フライ、すり身天ぷら、姿寿司などにしてみた。次第に脂も増えつつあって、味も良くなっている。釣れた魚はあれこれ料理して試すのは、釣りへの意欲を高めてくれる。釣るだけしかしない人もいるが、もったいない。さらに言えば、釣り道具も自作するとさらに楽しみは増える。釣りとはクリエイティブの総体だと思う。 9日は雨が上がったので、近くの愛宕神社から小戸公園をぶらついた。河津桜。姪の浜の興徳寺。700年以上前に開かれた臨済宗の禅寺。庭は広々として開放的で、街中の寺とは思えない。鉢植えのリュウゼツラン。この寺は珍しい植物をたくさん植えている。どこに行ってもツバキが盛りで、つい写してしまう。