やはり空には雲がないとつまらない。
長い連休も終わり,毎日が日曜日の小父さんorお爺さんも始動しなければと思いつつもなかなかエンジンが掛からない。 7日は釣りをする気にならず、さりとて屋内で過ごすことも出来ずクサイチゴでも採ろうと今津から芥屋まで徘徊した。初冬のような冷たい風が吹く快晴の空の下を、半日かけてクサイチゴを求めて彷徨っても、幾らも採れなかった。まだ少し早過ぎたのと、クサイチゴの群落が減っている為だった。 8日は一向に湧かない釣りの意欲をかき立て、期待薄のヒヨドリ見物とセットで唐泊へ出掛けた。朝の空気は5月とは思えない冷たさだった。 今津橋に差し掛かる頃に東の空が朝焼けで染まっていた。その余りの美しさにバイクを止めて写真を撮った。 大原でも日の出前の空を見た。7日と違って空の高い所に雲が出ている。 唐泊に着いた時に朝日が出た。テトラで延竿での浮き釣りを始めた。釣れないので朝日を見れば、巻雲が幻日となって虹色に輝いていたので、釣りはそっちのけで写した。上空の湿度が高いのか、飛行機雲が消えずに長く残り、多い時には同時に7本も空に掛かった。薄いながらも左右に幻日が現れた。 釣りはどうでも良くなって、コッパメバルを2匹釣った時点で、道具を置いたままヒヨドリを見に浜へ出かけた。 唐泊崎が見える所まで磯を歩いてしばらく山と海を見ていたが、群れは遂に現れなかった。もう終わってしまったようで、寂しいようなやっと解放されたような気分になった。 諦めて釣り場に戻って釣りに専念することにした。朝冷えの名残の露がコマツヨイグサの花びらに降りていた。 釣り場に戻って今度は反転篭で遠投のグレ釣りをした。15Cm以下の小型の活性が高く手の平サイズはおろか足の裏サイズはなかなか釣れなかった。やがて定番のボラが食い付いて楽しめた。 釣りをしていても、下り坂の空には様々な雲が生まれ太陽とコラボするので釣りに集中できない。ハロとその下に薄いながら水平環が出来た。50cmのボラと20~24cmのグレ7匹。 7日の写真。北風が強く空は快晴。壊れたコンクリートの堤防に打ちつける波が虹を作った。銀色に輝くチガヤの穂。子供の時によく齧った。ほんのり甘い。今津湾の北から南を望む。すっかり熟した小麦。ハナウドの花。ツルマンネングサ。カエデの種。クロアゲハ。野北の英彦山から芥屋を見る。二丈の浮嶽。キアゲハ。山肌を埋め尽くすツルソバ。可也山の西側山麓。どこの溜池も水位が低い中ここはまずまずの湛水だった。以前はサシバがよく見られたが、数年前から見かけなくなった。糸島のサシバはかなり減っている。路傍で見かけた白いヒルガオ。