どん詰まりまで釣りをしてしまった。
29日で釣り納をする積りが、30日は雨降りで釣り人が少ないだろうと出掛け、31日も風が強くやはり2019年最後のチャンスと出掛けてしまった。 30日は7時頃から雨の中で泳がせ釣りをして、7時半頃に80cmのブリ未満が食った。取り込みまでに10分ぐらい掛り、大いに楽しめた。珍しくも隣で釣っていた友人にもほぼ同時にブリが食い付いた。いずれも肥満度は今一つだった。 その後は当たりは無く、いつものように9時頃には耐えきれず港内のアジ釣りに転向した。 アジは余り食いは良くなかったし、カツオドリが現れるたびに竿を置いて、カメラに持ち替えて写したりするから集中できない。二兎を追う習性がつい出てしまう。 友人の泳がせ仕掛けのアジゴに食い付いたカツオドリ。逃がしたら無事飛んだ。以前、ウやウミネコを釣ったことがある。曇っていたので撮影条件は良くない。ミサゴまで現れた。港内にアジが集まって海の色が黒く染まっている。海へダイブするカツオドリ。海へ突入する瞬間を写したいのだがうまく行かない。黒白の体色の動物は結構いて、それぞれがカッコイイ。シャチやカササギ、パンダなど。カツオドリの飛行形は十字架のようで、翼が嘴と尾羽先端のほぼ中央にある。飛ぶのには重心位置が重要で、タカ、ハヤブサ類は翼は頭に近いので重心は前方にあり、ハクチョウなどは後方にある。カツオドリの翼は幅が狭く長い。強風に強く滑空能力が高い。海上を飛び回りながらダイブするタイミングを計る。海中にアジの大群がいても頻繁に突入はしないので、当てずっぽうに突入しているわけではなく、突っ込んで届く水深にいる獲物に狙いを定めているらしい。海中からの浮上は早く、割合早く飛び立って餌を探す。 31日は未明から北西の風が強く吹いていた。しかも気温が低く、大晦日に釣りに行かずとも良いものを雨が降っても、風が吹いてもかえって意地でも釣りに行く。これが出来なくなると我が人生は終わりに近いだろう。 西浦で7時頃から泳がせ釣りを始めた。向かい風が強く苦労しそうだと、1匹目のアジを普段はしない背掛けにして投げる前に足元の海に落した刹那、重たくなってテトラに針が掛かったと思った。何だか様子が変だと思っているうちにどうやら魚が食っているとわかった。何と70cmオーバーのスズキが食っていた。掬い網はそもそも持参していないし、他にテトラで釣っている人もいないので、引き寄せて素手で引き揚げることにしたが波が有るので場所を移動して、波を利用して引き揚げて鰓にを入れて取り上げた。 その後も45cmぐらいのヒラスズキをバラシ、サワラにも切られ、9時頃には止めた。すっかりパターンかした港内のアジ釣りも振るわなかった。 12時まで釣りをして止めて、帰り道で正月の雑煮用に小川でセリを少々採取した。チョウゲンボウの雌。この冬はチョウゲンボウも少ない。風が強くて疲れたのか田んぼで休むミサゴ。もう花盛りのセイヨウカラシナ。スズキはもう産卵期で、卵巣が大きくなっている。しかし内臓の各所に寄生虫の鉤頭虫が多数居て産卵とのダメージで痩せ気味だった。白いのが寄生虫。カタクチイワシ由来と言われる子の寄生虫は年々殖えつつあり、魚食魚でもスズキが一番影響を受けている。 来る2020年が何とか釣りが出来、徘徊できる体であることを願い、少々の努力をしようと思う。