溢れ返る釣り人。
唐泊は5月一杯閉鎖中で、仕方なく西浦ばかりへ釣りに通っている。何時もなら行かない土曜日に行ってみたらビックリ。朝6時に着くと、釣り人の車が漁港の道路に溢れるばかりに駐車していて、港内の岸壁にはアジ釣りの人が、外側テトラにはエギングのイカ釣りびとがずらっと並んでいた。 特にアジ釣りは、広い港内の至る所で竿を出していて、20cm足らずのアジがそれなりに釣れていた。場所が空いてないので、ぐずぐず時間を潰していると、7時過ぎにアジが釣れなくなってかなりの釣り人が帰り、やっと空きスペースが出来たので延竿を出した。 あくまでグレ釣りなので、そのように釣っていたら、グレは一向に食い気を見せずアジが再び寄って来て、グレ釣りの餌、仕掛けに食いついて来た。やむなく4時間もアジ釣りをしてしまった。 6月からは釣り場の選択肢が増えるので、唐泊と西浦を使い分けて釣ることになる。朝立ち寄った唐泊漁港の幻日。西浦漁港の朝日と薄いハロ。27日。今季はクロメジナ(オナガ)が多い。25cmが2匹釣れ、コッパオナガは20%も釣れた。名前が分からない花。トキワツユクサに似ているがずっと小さい。28日。麦の落ち穂をついばむナベヅル。この日を最後に見えなくなった。水田が田植えの準備で耕されて落ち穂が無くなったので移動したのだろう。農業用水路で小さな花を咲かせたオオカナダモ。アルゼンチン原産で雄株だけ帰化し、種ではなく栄養繁殖で殖えている。夕方小戸公園へ行き、久し振りに夕日を見た。夕日の位置はどんどん北上し毘沙門山の上にあった。夕日は雲に隠れてしまった。夕日は雲の層から落下するように再び現れた。サンセット。黄昏のスイカズラ。 この頃、いつも心のどこかに苛立たしい感情が漂っている。新型コロナウイルスの感染症が収まり切っていなくて、こまごました制約がまとわりついているせいなのか。 今北九州で新しい感染発症者が増えている。これが福岡でも起きない保証は何も無い。この感染症の厄介なのは、いまだに不顕性感染者がいて、それがさらに2次,3次の不顕性感染者ばかりを増やし、やがて発症者が突然現れるということ。これが何度も繰り返されると、やがてボクシングのボディーブローのようにじわじわと人間世界を痛めつけ、やがて倒してしまいかねない。 さらにコロナ禍で弱体化することが期待された独裁国家が、逆にこの機に乗じて勢力を強めようとしていることは何とも不幸なことだろう。