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雨釣の釣り日記

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2020年09月の記事

全12件 (12件中 1-12件目)

1

3日振りの釣りも振るわず。

波で海が濁っていまだに解消されていない事は承知で、3日振りに釣りに出掛けた。波はかなり収まっていても、うねりによる濁りはまだ残っていた。西浦港内は餌のアジゴ釣りの漁船が多数いて、カマス釣りは出来ない状態になっている。外側でも全く釣れなかった。　アジゴで泳がせ釣りをしてみても、大物の気配すら無かった。そんなこともあろうかと反転篭釣りの準備もしていたので、場所を変えて釣ってみた。ボラかフグでも帰りの駄賃で釣れれば良いという程度だった。　始めてすぐに30ｃｍぐらいのショウサイフグが食い付き、寄せる間に切られた。すぐに針をフグ用に替えて釣り、20ｃｍのフグ4匹と27ｃｍのグレを匹釣って、止める前には28ｃｍのショウサイフグを釣ることが出来た。全般的には食いが悪く、時々釣れていた20ｃｍのマルアジが突然食わなくなるので、あるいは大物が来て逃げた可能性もある。泳がせ釣りをしてみる価値はありそう。　　帰りにギンヤンマを見た。もう昆虫の季節も終わる。キツネノマゴの蜜を吸うアオスジアゲハ。この時期になるとチョウの翅も切れている。体を捻って方向転換する。　26日は今秋最後のつもりで飯盛山にハチクマ渡りを見に行った。天気も風も悪くなかった。9時半から昼まで居て、1羽も飛ばなかった。釣りと同じで、とことん打ちのめされるまで諦められずに通う。　やっとハチクマは終わりに出来そうで、後2週間もすれば、ハイタカが戻って来るのを待とう。ひっそり渡って来るハイタカのほうが好きだ。年々飛来数が減っているのが気に掛かる。　ジョロウグモ。小さい雄は隙あれば交尾しようと待機している。紐的存在。雄は雌が餌を食っている時に接近する。下手をすれば食われるのかも知れない。サトクダマキモドキ。ウラギンシジミ。日向ぼっこするトカゲ。巻層雲が出て薄いハロが出来た。ムラサキシジミ。　渡りを見られないまま一気に山を下り、海辺の小戸公園へ行ってみた。丘に登るとハギの花にルリシジミが多数いた。クロマダラソテツシジミが1匹混ざっていた。ルリシジミより青色がくすんでいる。

Sep 29, 2020

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連日連夜吹き募る北風に、海も山も八方塞がり。

台風12号が南海上を通過した後、天気図は毎日同じような気圧配置が続いて、数日前から北東～北の風が強く吹き続け、海は波が出て東の唐泊も西の西浦も釣りにならない。本州中部の天候不良と強風で山のハチクマ渡りもままならない。　一気に秋が深まった感じで、この夏の暑さと対比すると激変した感じが強い。気候変動の振れ幅が大きくなっている。　27日は山から海へブラブラしても何ら成果は無かった。ただ、今津から二見ヶ浦の車と人出の多さには驚くばかり。喉元過ぎれば熱さ忘れる。北の風が強く知ら波が立っている博多湾西部。北アメリカ原産のホシアサガオ。あちこちで見られる。白い小型のアサガオ。これも外来だろう。花の形、大きさはホシアサガオとほぼ同じ。熱帯アメリカ原産のマルバルコウ。これもヒルガオ科。先日初めて見たユウレイクラゲ。笠は50ｃｍ以上あった。もう返り咲きしていたサクラ。花びらに雨粒が残るフヨウ。瑞梅寺川の土手に咲くヒガンバナ。シジミ採りをする人が背景にいた。ツルボ(ユリ科)。あちこちに咲くアキノノゲシ(キク科)。

Sep 27, 2020

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何とシュモクザメが釣れた。

4連休も終わり、満を持して釣りに出掛けた。西浦へ着いたのが５時過ぎで、釣り人は少なかったがいつも釣る場所は若い人のグループがいたので、場末で釣ることにした。　まずは港内でのカマス釣りをしてみた。釣れ具合はあまり良くなく、6時頃に短時間釣れ、15匹にとどまった。　続いてアジゴを釣って、それを餌にして泳がせ釣りをした。潮も悪い上に場末だったので、一向に当たりは無かった。もう止めたくなった時に浮きの付近に鰭を出して泳ぐ魚が現れて、ボイルした後浮きが沈んで道糸が出始め、やったと思わず叫びたくなるほどだった。　しばらく走らせた後しゃくると、ヒットして抵抗するが青物にしては疾走しないし、スズキにしては引きが強く、不審に思いながら引き寄せて見れば、何と1ｍほどのシュモクザメだった。　網で掬ってせめて写真だけでもと、テトラから上がりかける時にサメは暴れ、網から飛び出した。1ｍの子供とは言え、シュモクザメは鋭い歯を持っているのでうかつに手は出せず、もたもたしているうちに逃げてしまった。写真を撮れなかったのは残念だった。　3年間福岡の西区で釣りをしているがサメを釣ったのは初めてで、究極の外道と言える。　サメは子供時代に親父が時々色々なサメを捌いて干物(鉄干し)を作っていたのを見ていたので見慣れてはいるし、食ってもいる。シュモクザメは4ｍぐらいには成長するし、身が赤いアカガセと白いシロガセの2種類有り、シロガセの方がましだが、サメの中では美味くないほう。　サメの味はネズミザメ科のアオザメやオオナガザメ科のナガザメが特に美味で、ジョーズことホホジロザメは肉も鰭も上等。　シュモクザメが釣れたので、ツキも無いと即釣りは止めて帰宅した。　22日は連休最終日とあって釣りはせず、朝は晴れていたのでこれまで不調だった飯盛山でのタカ渡り見物に出かけた。不調の原因は飛び出し地の本州の天気が良くない為だと推測して、今日こそはの意気込みで待った。　9時半頃に所定の位置に着いて、風向きから飛んできそうな空を見上げる。木々が年々成長するにつれて視界が狭くなって行く。　10時頃に最初の1羽が中高度で飛んで来た。旋回もせずに一直線で西へ飛び去り、その後数羽が次々にやって来た。唯一比較的低い高度で通過したハチクマ。次第に雲が増えて行った。次第に飛ぶ高度が高くなり、追い風に乗ってあっという間に飛び去って行く。11時頃になって、やっと旋回する姿が見られた。小規模ながらも鷹柱を作った。この一群を見送ってからは飛来は完全に途切れてしまった。最後のセミツクツクボウシが寂しく鳴く中を下山した。

Sep 23, 2020

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早く連休が終わらなんかなー！

巷は4連休になっていて、今日でやっと終わる。すっかり秋らしくなり、天気にも恵まれ、しかもコロナで抑圧感に長く支配されていたとあって、人々はは樽の底が抜けたようにどこもかしこにも溢れ出している。　釣場も例外ではなく、アジゴのサビキ釣りを主体に、ファミリーや若者のグループなどが、いつもの休みでは見られないように繰り出している。そんな中へ参入する必要も無いが、毎日のように釣りをしている我が身にしてみれば、4日間の休漁はいかにも長すぎる。　21日はいつもはしない夕方からのカマス釣りをした。事前の情報もあって、日没頃の短時間ながら30匹ほど釣ることが出来て、少しはたのしめた。しかし、その処理で夜なべになってしまった。　午前中は飯盛山へ行ってみたのだが、天気晴朗なれどハチクマ飛ばずで、2回続けて空振りになった。19日には10羽ほど見ているので時期が早過ぎることは無く、飛び出し地の天候が良くないのかも知れない。朝は出掛ける前にカマスの姿寿司を作った。志摩の四季で20日に購入したアカカマス8匹。4合の寿司飯を炊いた。みじん切りの新ショウガを混ぜる。イリゴマとすし酢(米1合につき、米酢50cc、砂糖30匹ｇ)を混ぜる。柚子酢を適当に混ぜる。高知では寿司には必ずこれを入れる。前日に塩振り、酢締めしたカマス。小骨は毛抜きで全部抜いて有る。酢締めの時間は2時間から半日まで、好みで決める。カマスは背開き。まだ温かみが残る酢飯をカマスの形に握ってカマスに載せる。腹を上向けて押しながら成形する。バットに入れて冷蔵庫に入れて数時間すると飯が固まり馴染んで来る。1日後が食べ頃。飯盛山へ登る道すがらチョウを写す。今まで見なかったシジミチョウ。これまでムラサキシジミと思っていたのがムラサキツバメの間違いで、これは雄らしい。これがムラサキツバメの雌。コノシメトンボの雌。風も天気も良好ながらハチクマは飛んで来なかった。退屈な3時間を過ごして下山。オニヤンマの雄。もう時期は終わる。遅れていたヒガンバナは急かされる様に一気に咲き始めた。小さなガ。名は不明。花はキツネノマゴといい、チョウやハナバチに人気がある。カマス釣りに行った西浦漁港で時間つぶしに写したクロツバメシジミ。月齢5の月。19日には飯盛山へ登った。先日見たルリモンハナバチがいるだろうと登りながら探した。ルリモンハナバチが好むキツネノマゴ。模様がぼやけたシジミチョウ。やはりいたルリモンハナバチ。ムラサキツバメ。空を見上げて待つ間にズックの靴に止まった、ウラギンシジミ。昼前に10羽ぐらいのハチクマの一群が空高くあっという間に通過した。昼頃には空は雲に覆われ、諦めて下山した。下山の時にも写したルリモンハナバチ。20日は志摩の四季へ行き、帰りは海岸端をブラブラ帰った。北風が吹いて秋の海になっていた。西浦のクロツバメシジミ。唐泊のクロマダラソテツシジミ。浜で見たタテハモドキ。翅は秋型になっている。翅裏は目玉模様が無くなっている。ハマビワの花。ヒラマサの肖像。

Sep 22, 2020

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雨が続くと釣り道具が濡れていかん。

この頃は平日でも釣り人が増え、特に若い釣り人が以前より多く、釣り場の好位置が確保し辛くなった。かと言って、深夜から場所取りにあくせくするのは馬鹿げているのでしない。　雨が降れば、さすがに釣り人は激減するので釣り易くはなる。16,17日と雨がちになった。雨が降ろうが相変わらず釣りに出掛けている。　17日の時頃は雨は降っていなかった。西浦へ着くと、港内にはヒラメ釣りの活き餌に使うアジゴを釣っている漁船が8隻もいて、遠投するカマス釣りは物理的に出来なくなった。　最近釣れなくなったカマスは諦めて、泳がせ釣りのアジゴを釣った。６時頃から外側で泳がせ釣りを始めた。先日のうねりと波以来、スズキも青物もすっかりいなくなってしまった。　全く当たりがないまま1時間が過ぎて、西寄りの風も強くなって来て、仕掛けも飛ばず、諦めてこれが最後と投げた仕掛けの浮きが沈んで道糸がどんどん出始めた。何と久し振りの当たりで、しばらく待って大きく竿をあおった。　青物らしい魚がヒットしているが大物ではない。引き寄せて網で掬ったのは55ｃｍのヒラゴ(ヒラマサの未成魚)だった。餌も使い切ったので、泳がせ釣りは止めて、反転篭釣りをする場所へ移動した。　海は西風の為次第に白波が立ち、大潮の満潮と重なって波しぶきまで上がっている。反転篭の仕掛けは向かい風で飛ばず、風波が立って釣り辛く、小雨や波しぶきを時々浴びながらも2時間粘った。本命のボラとショウサイフグは全く釣れなかったが、25ｃｍぐらいのサヨリ17匹と20ｃｍ足らずのコッパグレ匹を釣って10時に止めた。　雨降りに釣りをするのは良いが、釣法ごとに分けてビニール袋に入れた仕掛けが濡れるし、何より安物ばかりのリールは、雨に濡れると回らなくなるので、油を注さないと次回は使い物にならない。春生まれの釣り場の子猫はすっかり大きくなって、母親は今妊娠して腹が大きくなっている。帰り際に港の堤防脇の雑草にクロツバメシジミが何匹もいたので写した。1ｃｍぐらいの小さいチョウながら、翅の模様が美しい。シジミチョウを見るとチョウチョウオの幼魚を連想する。今頃に福岡辺りの漁港にも南からトゲチョウやアケボノチョウチョウオやフウライチョウチョウウオの幼魚が見られる年があるが、今年は全くいない。イシダイやマダイの幼魚もおらず、春生まれのグレの幼魚も少なく例年に無い状態になっている。翅の表は黒いのでクロツバメシジミの名が付いた。16日も小雨模様の中で釣った。カマスや泳がせ釣りはさっぱりで、このところの坊主防止に反転篭釣りの準備をしていたので、試験操業してみたらフグに8度も釣針を切られた。サヨリとチヌ、ショウサイフグを少々釣って2回続いた坊主を回避した。　15日は未明に星空をながめた後、少々釣りをし坊主に終わってから早々に引き揚げて、10時には飯盛山へハチクマ渡りを見に行った。　タカ渡りも空振りに終わってがっかり下山している途中に、ノロノロ原付バイクを走らせながら道脇の草を見ていて、1匹の青いハチが小さな花に止まっているのに気が付いた。即バイクを止めてハチを追った。薄暗い路肩の小さい花を次々に訪れている。ルリモンハナバチという幸せを運ぶ青いハチだった。　知ってはいたが初めて見たハチは美しい青い色だったが、暗くて上手く写せなかった。前日の14日は月は金星の上にあった。天気は申し分なかったが、1羽のハチクマも飛ばなかった。ソテツが1本も無い山道に何故かクロマダラソテツシジミが2匹いた。コミスジチョウ。秋空に舞うコミスジチョウ。ミスジチョウ。ナナフシモドキ。4ｍぐらい先で、山道を横切ってまずははイノシシが続いて2頭の子イノシシが歩いて行った。カメラを構える間に藪に消えた。まだウリ坊の模様が残るがかなり成長している。イチモンジチョウ。高く飛ぶミサゴ。マイコアカネの雌。ルリモンハナバチ。薄暗くシャッタースピードが遅いので青くぼけているハチ。

Sep 17, 2020

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海はうねりが残りパーフェクト坊主に終わる。

土曜日は雨釣をしてそれなりの成果があったものの、月曜日は日曜日から出たうねりと波が残って海が濁り餌のアジゴ以外何も釣れなかった。久々の坊主に終わった。　秋雨前線が南下して、すっかり秋の空気に覆われて早朝は気温が下がった。この秋初めてシャツの上に上着を着て走った。月齢27の細い月が金星の上に出ていた。明日は位置が逆転するはず。　アジゴを釣り2時間も泳がせ釣りをしてみたが、一度も当たりは無かった。うねりのせいで底から濁っていたが、スズキぐらい釣れる程度だったのに気配すら無かった。カマス釣りをする人は何人かいたのに1匹も釣れなかった模様。魚の処理から解放されるので、たまには坊主も悪くはない。　釣りが駄目なら駄目にした原因の波を見るため、西浦から少し西へ移動した。日曜日は風向きが北で、波は有ったものの風波になって波形が崩れていたが、14日は風が北東へ変わったので、波形が整ってやや美しくなっていた。　やっと見ることが出来たムラサキシジミの翅の表。ルリシジミの表の翅。連結産卵中のギンヤンマ。縄張りを飛んでいた別のオスが横恋慕した。3匹がもめて、結局元のカップルは飛び去った。ギンヤンマは水面に止まっている雌もちゃんと識別できる。　13日日曜日は今津近辺から西浦まで徘徊した。どうしても同じ所へ行ってしまう。天気はすっきりせず、山沿いでは時雨のような俄雨が降っていた。叶岳から飯盛山は雨が降っている。もうそろそろハチクマの渡りが見られる頃になった。天気が良い日に是非行ってみたい。北風が長く吹いたので博多湾でも波が出ていた。先の台風より大きい波。キマダラセセリ。ヒメウラナミジャノメ。秋の到来をはっきり察知したチョウたちは子孫の保存に余念が無い。チョウの目玉模様はけっこう多く、海のチョウチョウオの幼魚にも有ったりして、偽の目は天敵を欺く代表的な方法のよう。1ケ月前に見たタテハモドキと同じ場所にいた。同一個体かも知れないが、翅が損傷して時の流れを感じる。ヤマトシジミ。二見ヶ浦の波。追い風の波で波形が崩れている。高台へ登ったら、サーファーが多数見えた。手前が西浦崎、後方は柱島。小呂島と白波が立つ沖の灯台。ナミアゲハとヒガンバナ。海外でグリーンモンスターと呼ばれるクズは花盛り。強い芳香がある。最強の蔓植物。ヒメジャノメ。ヒメが名に付く動植物は多く、小さいという意味が有る。イヌとかウマが頭に付くのはヒトに役に立たない場合が多い。イヌビワは立派に食える。車も通る里山の農道も荒れ放題。栽培放棄畑地も年々増えている。イノシシの堀跡。あちこち掘りまくっている。イノシシも夏からこの時期飢えている。山の荒れ具合と比例している。大雨での土砂崩れの一因になっているのではないか。クロセセリ。ルリシジミ。ミスジチョウ。毎年咲いているノアズキ。秋を感じる花の一つ。魚と同じ名のゴンズイ。同じようにキハダという木もある。12日の雨釣の成果。雨の濁りは上に浮いてすぐには海水と混じらず釣りにはなる。連日のように作っていたカマスの姿寿司。土佐料理の代表的な一品。すし酢には必ず柚子酢(生酢)を入れる。上がヤマトカマス、下がアカカマス。アカカマスの方が腹鰭の位置が頭に近い。　15日は早朝に月と星を撮影してから少し釣りをし、山に登ってタカ渡りを見る積り。寝る暇がない。この時期の晴天は貴重で多忙。

Sep 14, 2020

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アジゴが海面できりきり舞いする原因を突きとめた？

3時半に起きると雨が降っていた。雨で釣行を躊躇することは無く、あれこれ準備して4時半に出た。さすがにカメラは持って行かなかった。　台風10号が通過した後はすっかり季節が進んで、どんどん秋になっている。雨の中をバイクで走っても、少々濡れても良い夏の雨とは違い、濡れたくない冷たさになっている。　ところが、行程の半分今津に差し掛かる辺りで突然雨が止んだ。そのまま雨が降らぬまま西浦へ着いた。さすがに釣り人はほとんどいなかった。とりあえず泳がせ釣りの餌のアジゴ釣り用と、カマス釣り用のジグを準備してまずアジゴを10匹釣ってバケツに活かし、次にカマス釣りをしてみた。　カマスは入れ食い状態で、30分ほどで15匹釣った時点で突然釣れなくなった。すぐに泳がせ釣りに切り替えて釣ってみたが一度も当たりは無かった。　以前日の出前後に海面できりきり舞いするアジゴはかなりいても、それにアタックするスズキは見られず、トビとウミネコとアオサギが奪い合いを繰り返していた。　この原因が何か気になっていたのがひょんな事で分かった。台風後はやや水温が下がり、高水温が原因ではないことは明らかで、サビキでは幾らでも釣れるから海面で狂うのはアジゴのごく一部には違いない。　110日に写したアジゴ。　　泳がせ釣りをしていてハリスにアンドンクラゲの触手が巻きついていた。あっ！これだと閃いた。今年はアンドンクラゲが多い。アジゴが活性化する時間帯は夜明け前後で、海面近くを泳ぎ回るアジゴにはクラゲは見え辛く、不用意に触手に触れたものがその毒で、狂ったようにきりきり舞いをするのだろう。アオサギは海面に降りてアジゴを捕食する。以前にとても首を伸ばしても届かない堤防の上で、魚を狙っていたアオサギを見たことがあった。アオサギには水に飛び込んで魚を捕食する業があったのだ。前に釣り糸が絡まって飛べなくなっているのを捕まえて、糸を外してやったことがあって、その余りの軽さに驚いた。だから水に浮かぶのはごく当然のことだった。アオサギが大いに繁栄しているのは狩りへの執着の強さによるものだろう。よく分からない姿勢でアジを咥えたウミネコ。トビとアオサギのアジゴの奪い合い。結局トビが掴んだ。後ろのウミネコが捕った。　11日は8時には釣りを止め、カメラも無いので道草もせず帰宅した。　10日の帰り、台風前にタテハモドキがいた所へ行って見ると無事にいた。ノブドウの花の蜜を吸っているタテハモドキ。アカタテハ。タテハモドキが2匹。右の個体の翅は秋型あるいは冬型になっている。秋型の翅。秋型のタテハモドキが南から飛んで来たものか、ここで世代を重ねたかは分からない。ナミアゲハ。クロアゲハ。ツマグロヒョウモンの雌。アオスジアゲハ。

Sep 11, 2020

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秋の落日を見る。

夜なべで姿寿司用のカマスの小骨を毛抜きで抜いている。このところ早朝から7時頃までで終わる釣りをしている。カマスとスズキが魚種で、カマスは日によって数にばらつきが多いが、釣れる日は30匹ぐらいになる。連日の事なので、次第にだぶついて来る。鮮度が落ちやすい魚なので、生で遠方へ送れないし、知人にも頻繁にあげるわけにもいかず、あれこれ加工したうえで送ったりしている。　釣りを休めば済むことながら、それが出来ない依存症なので、釣れればついつい釣ってしまう。天気が良ければ塩干しや味醂干しが作れるが、天気がぐずつけば干物は出来ないのであれこれ別の加工を考える。　釣りは早く終えても道草をするので帰宅は昼前になる。昼から一番に用途別に処理をして冷蔵する。　カマスの寿司は背開きで背骨を除き、振り塩をしてバットで3時間ほど寝かす。それから小骨を抜いて酢締めにする。　多く捕れる獲物は世の中一般では一旦冷凍保存して後で解凍加工されているが、家庭用の冷蔵庫では冷凍性能が悪いので無理がある。子供の頃の家業が海産物加工だったので、日常的に見ていた淡い記憶をたどってあれこれ加工している。　　9日の夕方は早々に晩飯を食って、雲が多いながらも、小戸のヨットハーバーへ夕日を見に行った。コモは多いながらも夕日も顔を出している。大気は淀んで地平近くは雲もあり落日が見られるか微妙だった。　夏至の頃より相当日の入りが早くなり、夕日が空に残っていても暗くなるのが早くなった。暑かった夏も終わりを告げ、あと2月も経てば夏の暑さが恋しくなることだろう。

Sep 9, 2020

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台風10号の残骸を見に行く。

未明から日の出頃に通過した台風10号は、午後に青空と涼しい西風をもたらした。　気象庁がこれまで経験したことが無いなどと、これ以上ない程大騒ぎした台風は、ノロノロ北上するうちに早々に衰弱して、並の台風になり九州の西海上をほとんど真っ直ぐ北上した。　台風のコースの狂いは前の2つの台風とも無かった。台風の被害が前宣伝ほど大きくなかったのは、台風のコースと、強さによるもので、幸運だったことを肝に銘じなければならない。　風速80ｍとか70ｍを軽々にいうべきではない。　大したことはないと思いながら、海を見ずにはいられず、風が弱くなった8時半に糸島方面に出掛けた。道路には木々の葉や枝が風で千切られて散乱していた。　博多湾に出るとほとんど波は無かった。二見ヶ浦では2ｍぐらいの波しかなかった。さらに足を延場して前回の9号の時と同じく芥屋まで行ってみたが、波は小さかった。生松原付近の道路。ピンクはブーゲンビリア。糸島大口海岸の波。これで3ｍぐらいの波。吹き返しの南西の風で沖合では突風が海面を渡っている。　6日は日曜ながら釣り人が少ないだろうと朝の内に釣りをした。波は全く無く、台風が接近しているとは思えないぐらいで、太平洋側では早々にうねりが押し寄せるのとは余りにも違う。

Sep 7, 2020

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台風らしい台風接近で不謹慎ながらワクワクする。

台風銀座と言われた高知県室戸で生まれ育って、幾多の台風を体感したせいで強い台風が接近すると、どうしてもテンションが上がって来る。それほど台風がもたらす驚異的な現象は見ごたえがある。　災害をもたらす負の場面はそれとして、台風を楽しむのは自然なことだと思っている。登山家が危険な高山に登頂するのも同じようなものだろう。　海岸の堤防まで30ｍ、渚まで100ｍの生家は波の音も聞こえるし、風向き次第で波しぶきも飛んで来る。台風が太平洋の南から接近して来ると堤防から、幾重も連なる壁のような波を飽きることなく見ていた。　今回の台風10号は日本に近い場所でかなり発達した珍しいケースだが、目が大きくなって来たので最盛期は過ぎつつあるようだ。それとスピードが遅いので風の効果は減るだろう。　それでも五島、壱岐、対馬、平戸などの島々はそれなりの被害が出すと思われる。事前に余りにも予報で強さを煽るから、大衆は大いに情報に煽られて、ホームセンターやスーパーなどでは買いだめがすごかったらしい。相変わらずの行動にあきれるばかり。気象庁が言うように、風速70ｍの風が吹けば少々の対策では対応できない。　5日は釣りに行った。クサギの花とナガサキアゲハの雌。モンキアゲハ。ナガサキアゲハの雄。ナガサキアゲハの雄。　4日の西浦港。台風9号の影響で、海面に発泡スチロールが細かく砕けて一面に浮かんでいた。明るくなった海面。海から運ばれて小川には発泡スチロールが溢れていた。海を汚染するプラスチックはダントツに発泡スチロールが多い。漁業をはじめ余りにも発泡スチロールに依存している。　かつて故郷で写した台風の波。やや風波になっている。

Sep 5, 2020

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天気予報はいつも上げ底。

台風9号は北部九州から西へ離れた海上を北上したので、一時風が一時強く吹いただけで大したことは無かった。2日は昼前まで釣りをしたし、夜9時頃から風は吹いても雨はほとんど降らなかった。　天気予報では波が７ｍにもなるとのことで、半信半疑ながら、3日は久し振りに台風の波が見られると期待しつつ8時半に出た。　博多湾口に差し掛かってもほとんど波は無く、風は昨日まで南東だったのが、南西から西へ変化しつつあり、それほど強くなかった。西浦を過ぎて二見ヶ浦へ着いてみれば、すでに波形が崩れて風波になりつつあり、波高は2～3ｍだった。やはり今回も天気予報は実際の2倍の上げ底だった。空は曇り時々小雨が降る。二見ヶ浦から西浦崎を望む。大した波では無かったが、それでも時々4ｍぐらいの波が来る。　風向きから二見ヶ浦を後にして、芥屋の芥屋大門の東へ向かった。ここなら西風の影響がなく、きれいな波が見られそうだった。　芥屋大門の東側の堤防へ行ってみれば、やはり波はそう大きくはなかったが、波形はまずまずで、サーファーが10人ぐらい波乗りをしていた。以前はこの場所ではサーフィンはしていなかったのに、誰かが始めて拡散したのだろう。波のパイプに入ったサーファー。サーフィンを見ていると上手下手が分かるようになる。この人は目立って上手だった。　2時間も波を見ていたら、次第に波は小さくなって、芥屋から引き返した。芥屋から東へ数キロの野北から彦山経由で道草しながら帰った。ムラサキシジミ。裏側は地味だが表は綺麗な紫色ながら、翅を開くことはほとんど無く見られない。サトキマダラヒカゲ。余り多くは無い。山道に散乱する木の葉。風が終始南風だったので、南側に多い。最前までいた芥屋。波が大きくないのに濁る海はうねりによる。うねりは海底を撹拌して底から濁る。ヨツボシクサカゲロウ。葉に擬態している。クサギとモンキアゲハ。カラスアゲハ。3匹のアオスジアゲハ。秋は子孫を残そうと昆虫特にチョウは活発に動く。最後はギンヤンマ。風が強い日はチャンス。　2日は早朝から釣りをした。泳がせ釣りでは70ｃｍのヒラゴが思いがけず釣れた。怪しい雲が出ている。60ｃｍのスズキ。余りに痩せていたのでリリースした。腹腔に寄生虫が多くいると、痩せてしまう。カタクチイワシ由来のテンタクラリアがスズキを蝕んでいる。サワラやブリやカマスでは同じくタクチイワシを食っても殆ど寄生されない。マアジは寄生していることがある。海面をクルクル回るアジゴ。今夏はこれが多く、海水温が高いのが原因と思われるが分からない。これを海中からはスズキを中心とする魚が、空中からはトビやウミネコ、アオサギが狙う。この時期は珍しいヒラゴ。珍しいタコクラゲ。サンゴ虫と同じく褐虫藻と共生している。大潮で潮位が上がっている。この状態で台風が来るとまずい。　台風9号は大したことも無く去ったばかりで、10号が接近しつつある。かなり発達する予想だが、8，9，10号とその北上するコースがかつてない異常さを見せている。　この時期になると日本に接近した台風は程度の差はあっても、偏西風の影響を受けて次第に東へ流される。ところが今来ている台風は殆ど真っ直ぐに、北朝鮮まで北上している。非常に珍しいことで、極東は元より北極まで異常事態になっているのではないか。　気象庁は台風10号の脅威を殊更に煽っているが、上げ底なしの正確な予報が求められている。上げ底がいつも過ぎると、人々はオオカミ少年の話の様に信じなくなる。

Sep 3, 2020

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9月1日の海は少し波が出た。

月が変わって台風9号が接近しつつあり、月齢14で海に入る月を見るのには一番良いタイミングだった。いつもより早い3時に起きて空を見れば、よく晴れてほぼ満月の月が、西に大きく傾いて明るく空を照らしていた。　釣道具と三脚とカメラを持参して4時前に出た。今津湾の東にさしかかった時に、止って湾の上の月と水面に映る月を写そうかと迷った。余りに月が綺麗に見えていたので、海に沈む月が見られるカモとも思えるし、道草をしてそのチャンスを逃したくない気持ちが勝って、海へ急いだ。　4時過ぎに二見ヶ浦へ着いて見れば、月は野北の山の上にあり、海に沈みそうになかったので、西浦の集落の北端へと場所を変えた。　急いで撮影準備をして、赤く染まり沈みつつある月を写した。海に近付くにつれて、水平線近くにわずかに広がる雲に阻まれて、今回も海に沈む月を見ることは出来なかった。　　5時頃に釣り場へ行き、泳がせ釣りを始める準備をした。海はうねりが出て少し濁っていた。サビキで餌のアジゴを釣るも、苦戦して釣れず、異常発生しているコモンフグの稚魚ばかりが引っ掛かり、やっと6匹確保出来ただけで勝負する羽目になった。　6時頃から仕掛けを流して2匹目のアジゴで、スズキがヒットし、68ｃｍを釣り上げた。スズキはそれほど引きが強くなく、持久力もないので取り込みは苦労しない。　その20分後に48ｃｍの小型を釣り上げた後は全く当たりは無くなって、8時には釣りは止めた。うねりで海の底から濁るとカマスは釣れないことが多く、今日も釣れて無かった。　釣りを止めてからは西へ走り、波を見に行った。波はまだそれほどでも無く、サーフィンをしばらく眺めた。波しぶきが太陽光線を受けて虹を作ったが、風も波も強くないのでもう一つだった。サップでサーフィンをする女性。躍動感があった。巻層雲がハロを作った空。シロバナサクラタデとベニシジミ。　8月30日は朝9時頃から小戸公園をスタートに糸島の火山まで足を延ばした。大勢の子供や親、コーチが何組もラグビーの練習をしていた。これらの子供たちはある意味従順で、我が子供時代ではとても考えられない。キク科の花。ありふれた草花だろうが名が分からない。今津湾の横の溜池のボラ幼魚。酸欠で水面に顔を出す。ボラは淡水から海水まで生息域が広く、生命力が強い。元岡の水路にはメダカが多くいる。農業用水路にはコイも多く、これも生命力が強い。今後増えそうな水草。コフキトンボの雄。柑子岳山腹の野生化したフヨウ。クサギとカラスアゲハ。二見ヶ浦のタテハモドキ。8匹確認。遠くは霞んでいる。ツクツクボウシが主流となったセミ。火山の麓でも3匹のタテハモドキを見た。今夏は相当数が飛来しているようだ。

Sep 1, 2020

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