黄砂が晴れて大挙ハイタカ渡る。
30日の黄砂はひどかった。視程は2kmまで落ちていたのが、一夜明けて31日は20kmぐらいまで回復していた。 30日は8時半まで釣りをした後山に登り、ハイタカ渡を見たが、やはり黄砂の影響か低調だった。31日は足止めを食らった分多く渡ると見込んで、早々に山に登った。 初めは北東の風は弱く見るのには都合が良かったが、次第に風が強くなって山の東面で上昇気流に乗って舞い上がり、頭上高く飛び去るばかり。10時半ごろから下山した1時まで多く飛んだ。その後も飛んだものと思われ、100羽台に上っただろう。今季一番の多さで、雌の割合も増えて、渡も終盤に入った。 30日。今津湾の向こうは見えないほどの黄砂。大原海岸。玄界島は全く見えない。福岡県の漁業取締船。30ノット出る。下山途中に採取したアラゲキクラゲは巨大に成長していた。 31日。繁殖期を迎え、冠羽が伸びている。頭を搔いている左足首に糸のようなものが巻き付いている。ヘラサギ。まだ残っている桜。ナルコユリは蕾が出来ている。黄砂が去って見通しが良くなった。海上にはカタクチイワシの群れがあちこちで見られた。その下にスズキがいるものと思われる。カタクチイワシの頭が白く光っている。狩りをするハイタカの動きに対応できない。チョウゲンボウが渡るのを見た。朝鮮半島で繁殖する。潮流による海上絵。10時半頃から風が強くなり、頭上を飛び去るものばかりになった。2羽目のチョウゲンボウ。下がミサゴ。大きさが二回りも違う。 ハイタカは100羽以上飛んだものと思われ、その半数は雌。例年より渡が終わるのが早いと予想される。