梅雨は明けたというけれど。
13日に九州北部は梅雨が明けたと気象庁から発表された。5月下旬に梅雨入りしたと言い、しかしこれまで梅雨らしい天気は1週間もあっただろうか。梅雨の間の雨量は平年の70%らしいが、雨日数は平年の50%以下だろう。今年は梅雨は無かったと思っているが、空梅雨といううまい言い方もあり、気象庁の平年主義には進歩が無い。しっかり検証してもらいたいものだ。 ともあれ、真夏の気圧配置になったことは間違いは無く、日中の暑さは夏の到来を否が応でも認めざるを得ない。 13,14両日とも、その暑さの中に身を置いた。日の出前から直後は涼しくて、バイクで走っていると快適そのもので、片道30分の行程も遠いとは思わないで、数千回分の一回に過ぎない。 13日は7時頃に唐泊に着いて、ボラ釣りをと思ったが、釣り人の多さに気後れしてしまい、竿も出さずに西浦へ回避してしまった。西浦では大した結果は得られなかった。 14日は朝のうちは西浦で時間をつぶして、潮が上がる9時頃に唐泊へ移動してボラ釣りを試みた。結果は惨憺たるもので、聞けば朝6時頃にはボラがかなりいたらしい。遅かりし由良之助、いやボラ之介という結果になって、2日続けて不調に終わった。 口惜しいという気も起らない程、今は意欲が落ちている。この暑さのせいもありそう。 13日の朝7時頃の唐泊。平日火曜日にしては車が多い。空の雲にあらずヤコウチュウ。赤潮プランクトンの一つながら、魚貝類への毒性は無く、夜海水が攪拌されると青白く光る。博多湾口の朝。西浦の釣り場の猫。2歳の雌で、この猫の母親は見えなくなった。15cmのシマアジ幼魚。撮影後に逃がした。以前はいなかった魚種。子供とはいえ、アジに比べると風格がある。死んでいるのか、瀕死なのか、ミズクラゲに襲い掛かるカワハギ幼魚達。クラゲはカワハギ類、マンボウ、ウミガメなどの餌になる。見た目がビニールに似ているので、クラゲと間違えて誤飲される。日盛りには釣り人がいない西浦テトラ。アオリイカ釣りも終盤になり、もうすぐ外側で釣りが出来そう。野生化したピンクのノウゼンカズラ。 14日。朝6時半の今津湾。風も無く快晴。初め西浦港内でグレ釣りをするも、活性は無く、スズメダイの大群のみがまとわりついてくる。ホンベラの雄。先日まで腹が膨れていたメスは産卵が終わったらしい。ベラは性転換するものが多く、初めは雌で成長すると雄になる。人間世界のような性のもめごとは無いかもしれない。14日唯一の漁獲。18cmのカワハギ。唐泊から見た柑子岳と夏雲。南の山でしきりに入道雲が出来ていた。成層圏まで達する大入道雲にはならなかった。南風が集まる場所にチョウトンボが群れていた。池では縄張り争いをするのが、ここでは雌雄もめずに風に乗って餌を捕っていた。チョウトンボは裏から見ると黒いだけで虹色に光らない。