天気晴朗なれど風強し。
28日の午後から吹き始めた北東風は29日になっても収まらず、せっかく回復しつつあった唐泊の海の透明度がまた悪化してしまった。風波がうねりに変化して海底を攪拌し、泥を巻き上げて濁ってしまう。 それも承知の上で唐泊へ行った。外側では釣りにならなくても、港内でアジゴぐらいは釣れるだろうという見通しだった。風が強いので釣り人はほとんどいなかった。 初めからアジゴを釣ると決めていれば小物釣りも悪くはない。しかも短時間で終わるし、その後、山にでも登るつもりだった。 延べ竿でのサビキ釣りで釣り始めて、日の出前には食いは良くなかったが、6時から7時前までは比較的よく釣れた。アジゴは15cm位で丸干しには良いサイズで、3匹だけ中アジが釣れた。 そして止めようとした時に、突然強い引きで竿が曲がった。釣れた小魚にクエ子が食い付いたものと思っていると、上がって来たのは40cmのヒラメだった。外道にしては悪くない獲物だった。何と運が悪いヒラメだろうか。体に誰かが切られた針が刺さっていた。 数匹活かしていたアジゴで、わざわざ西浦へ出向いて泳がせ釣をした。何の成果も無く30分で止めて山に向かった。 山上では一段と北東風が強く吹いて、目当てのタカ見物は叶わず、寒くて1時間で下山した。海上では消防のヘリから船への降下、船からの吊り上げ訓練をしていた。海上保安庁の訓練はよく見かけるが、消防での訓練は初めてだった。かなり遅れて咲き始めたキンモクセイが芳香を放っていた。クロマダラソテツシジミ。あちこちで繁殖している多年生アサガオ。ソメイヨシノの葉はすっかり落ちて、テング巣病が蔓延し、もう余命幾ばくも無い。大きくなったジョロウグモの雌。耕作放棄地で咲き誇るミゾソバ。タヌキマメはまだ咲いている。薬効があるらしい。例年なら今頃はサゴシを掴んで飛ぶ場面が多いのに、今年はサゴシが非常に少ないのでそんな場面が見られない。番のミサゴか。花弁が長いツワブキ。花弁が短いタイプ。 28日。朝は雲が多かったが、その後どんどん晴れた。唐泊の港内と港外テトラの2か所で釣った。漁船の傍を飛ぶハイタカ。ハイタカ雄成鳥。ノスリ。ハイタカ雄成鳥。先日見たハヤブサ若鳥と思われる。小競り合いをして楽しんでいるトビ。やっと少し近くを飛んだハイタカ雄成鳥。この時期は成鳥が多くなっている。トビに挑むハヤブサ若鳥。ハイタカ雌成鳥。ノスリ。ホバリングをするノスリ。扇のような丸い尾羽で風を受けて、ピタリと空中に停止出来る。