寒の戻りにもかかわらずどんどん伸びる植物、2日続けてイタドリを採る。
31日の雨の後かなり強い寒の戻りがあり、気温が下がった。2日は所用で出なかったが,31日は雨の中をイタドリを採りに行った。1日は天気は回復したものの気温が下がり、北東の風が強く花見とイタドリ採りを兼ねて出かけた。 イタドリはタデ科の多年草で、生えて間が無い頃だけ山菜として食べられる。これまで福岡では食べる人はほとんどおらず、山以外の至る所に生えていて、独占的に採取していた。 高知県では昔からイタドリを珍重して保存出来るように皮をはいで塩漬けにして保存し、一年中食する。ところがここ3年ぐらい前から福岡でもイタドリを採る人が出て来た。道沿いの目に付きやすい場所のイタドリが採取されている。インターネットなどでも情報が出ていて、メジャーになりつつあるようだ。 高知県在住のお婆さんに毎年イタドリを送っていて、桜が満開になって採り頃を迎えると、何をさておいても、あちこち採りに行っている。今年は3月になって急に気温が上がり、桜はどんどん開花し気が付けばイタドリは一気に伸びて、危うく時期を逸してしまいそうだった。 31日には雨中でイタドリを採取して皮をはがずに高知へ送った。春の行事を何とか終えることが出来た。 1日は自家用のイタドリ採取と花見など兼用で今津近辺に出掛けた。この日のクロツラヘラサギは10羽以上いて、一時少なかったのはどこか別の場所にいたのだろう。今津湾南岸の今山。ミサゴは数がすっかり減って、ここで繁殖する何羽かいるだけ。フナを獲った。強風に煽られながら移動するノスリ。芽吹く柿の木。砂の上に打ち上げられたアカクラゲ。長い触手も砂の上に痕跡を残す。 独裁者あるいは独裁を支える衆愚。やりきれない日々が続く。