西浦の港内での異変。
毎年5月末から6月に西浦の港内で25cm以上のメジナ(グレ,クロ)が釣れる。港内の係留ロープに生えるアオノリを食うために港外から相当数入って来てしばらく居つくので、それを狙って釣って来た。 今年はそれが釣れ始めた時期が例年より早く、今までそこそこ釣れていた。それが10日程前から釣れる数が激減してしまった。居るのに釣れないなら、いずれ回復することも有り得るが、どうやらグレの群れが見えなくなっているので先行きどうなるか分からない。 それに対して去年までに比較してグレ釣り人の数は多くなっている。どうやら初めから多くなかったグレに対して、過剰な撒き餌の投入で過食になって健康を害するのを避けて居なくなったのではないか。養殖魚のように囲われの身なら脂肪肝になろうが肥満体になろうが、行き着く所まで行くわけで、曲がりなりにも自然漁だから自己調整することが出来る。 港内で釣れているアジにもその傾向があって、胃内には未消化の撒き餌が充満していて、釣れる時間が次第に短くなっている。釣り上げた魚の鮮度の低下が過食の為に激しい。 27日はこんな事情で、久し振りに唐泊のテトラでの遠投のグレ釣りを試みた。結果は15cmにも満たないコッパグレばかりが多過ぎて釣りにならなかった。 来週から何を釣ればいいのか、くだらない思案をしている。 24日。24日の釣果。27日にはこの数さえ釣れなかった。まだ数羽居残る今津湾のクロツラヘラサギ。カワウと同舟のアマサギ。両者に競合関係は無い。22日に採集した貝殻。巻貝の仲間のミミズガイ。二枚貝のニオガイ。1cm位の殻。何か不明。 27日早朝に金星と接近する月齢27の月。アゲハチョウに似ているがアゲハモドキというガの1種。触角がガのもの。草を食むヤギと背後のアマサギ。アジア的な光景。 夕方に小戸へ夕日を見に行く。糸島の山に沈みつつある夕日。この日はこの時期としては珍しい強い西風が吹いた。 28日は新月近くの月と日の出を見るために4時過ぎに出た。5時20分頃に東の山から日が昇った。その山頂にはアンテナの鉄塔が数本見える。どうやら北九州の皿倉山ではなかろうか。 毎日繰り返される日の入りと日の出。心ならず殺された人々の目に、美しい朝日が映ることは無い。