長かった寒が緩んで素晴らしい青空になった。
1週間以上続いた寒い日々が、1月の最終日にやっと緩んだ。風も南寄りになり久し振りに釣りに出掛けた。どうせ釣れないと釣果は求めず、フグでも釣れれば良かった。 空気が澄んでいたので日の出は明る過ぎるだろうと、見ずに西浦へ向かった。夜通し晴れていたので冷え込みはかなりのもので、7時半に着いても直ぐに釣る気にならず、一足遅れる西浦の日の出を待って釣り始めた。 やはりグレは一切釣れず、小さめのコモンフグを中心にフグばかり16匹釣って予定通りだった。潜水漁の漁師数人がテトラ前で潜りだして一切釣れなくなったので早々に止めた。 帰り道は海岸で貝拾もし、道草しながら走った。やはり晴れて日が射す天気が良い。太陽の有難さを痛感する。31日。フグには結構寄生虫が体表に付く。ヒルのような寄生虫がショウサイフグに付いていた。空高く飛ぶノスリ。ミサゴも多かった。大物のボラを掴んでいる。海岸で見つけた二枚貝クイチガイサルボウ。2枚の貝殻が食い違っているのが名前の由来。通常1枚ずつしか打ち上げられない上に、近縁種も多く見分けがつかない。お気に入りのハナイタヤもあった。 30日は西風がまだ強かったが糸島市の幣(にぎ)の浜へ行ってみた。この海岸は単調な砂浜が続いているが2cmぐらいのナミノコガイが特に多かった。珍しいナガカズラが割れて打ち上っていた。バイも割れている。よく似た2種。左がオキアサリ、右はコタマガイ。中間タイプもあるようで交雑するのかも知れない。マサバとゴマサバぐらいの近さ。チョウゲンボウ雌。白い羽毛は汚れ、水田の水路で糊口を凌いでいる。寒波は多くの生物にも辛い。