11月も今日で終わり。寒さにもめげずにせっせと釣行する。
29日は一時的に冬型が緩んで暖かかったのが、30日は再び寒くなって来た。いよいよ11月も今日で終わる。時化でも少々のことでは釣りを休むことは無い。本職の漁師は漁協組合員資格で年間90日以上従事することがが条件になっているが、多分漁師よりも操業日数が多いと思う。 30日は未明の弱い雨が上がり早朝から曇りで推移し、一日北寄りの風が強かった。月はいつしか欠けて、日の出頃のゴールデンタイムは干潮に近く、冬場の朝特有の潮位の低さで何時もの場所の水深はかなり浅くなっている。 何とかアジゴを8匹ほど確保して、7時前から泳がせ釣をする。この頃は青物よりスズキの食い付きが増えて、早々に65cmのフッコが釣れて、その後50cmのヒラセイゴが釣れた。願わくば大物の青物を期待するがままならず、2時間ぐらいで餌を使い果たしてしまった。スズキは1月の産卵に向けて卵巣が大きくなり、脂も乗るのが通例ながら、数年前から内臓に寄生虫が大量に寄生し、痩せた個体が目立ってきた。これはそれほど痩せてなかったが、内臓には寄生虫が見られた。ヒラスズキはスズキの寄生虫に抵抗性が有るのか、寄生はないか少ないので肥満している。 29日の操業は不調で、泳がせ釣は坊主、延べ竿でボラを3匹釣っただけに終わった。今の異変として、カタボシイワシの10cm位の幼魚が大量発生していること。何年か前からこのイワシが見られるようになり、年々増殖し、この冬は手が付けられない程増えてしまった。成魚は30cmぐらいにまで大きくなり、マイワシとサッパの中間のような体形で、味は悪くないが骨がやや硬く、鱗は剝がれにくい上に乾くといよいよ剝ぎ難くなる。 ネットニュースでも全国的に増加中と報じていた。久し振りに見たチョウゲンボウ。クロツラヘラサギ。顔が黒くないヘラサギ。クロツラヘラサギと混生している。クロツラヘラサギとヘラサギが相互羽繕いをしている。よほど気持ちが良いのかヘラサギの頭は水に浸かっている。カワセミが獲物を探して石の上に止まった。場所を変えて魚を探す。魚を捕らえた。遠過ぎて魚種が分からないが、黒っぽい。カワセミにとっては大物で、ハゼ科のチチブのよう。