カツオドリ受難。
正月早々の驚異的な自然災害を横目で見ながら、相変わらずの生活を送っている。6日は朝から悪天候で出掛ける気にもならない。 4,5日と釣りには出掛けた。4日はグレ釣り、5日は泳がせ釣をして両日とも不調で、5日は一度も気配すらなかった。 5日は南西の風が強く、1月とも思えない気温の高さで、時々飛んで来るカツオドリを眺めていた。9時には餌のアジゴを6匹残して泳がせ釣を諦めて餌は逃がした。アジゴにとっては幸運だったに違いない。 大好きなカツオドリを写そうとカメラをぶら下げて、堤防の上で海を見ていた。雲が多く、構えると鳥はやって来なかったが、時間だけは有り余っていたので待ち続けた。 やがて1羽のカツオドリがやって来たのでレンズ越しに見ると、片足をブラリと下げて飛んでいて、何やらぶら下がっている。よく見るとルアーの針が2本刺さっているようで、ラインが翼にも巻き付いている。 カツオドリは空中から海中の魚に頭からダイブして嘴で捕えるので、ルアーが足に引っ掛かっているのは鳥が海上に浮かんでいる時に掛かったものと思われる。 ルアーは浮くタイプのもので、腹と尾部にトリプルフックが付けられていてどちらも掛かっているので自然に外れるとは思えない。いずれ生命の危機にも至るものと危惧するも、どうすることも出来ない。海面を見つめるミサゴ。雲に入った。ウミネコ。帰りに砂浜で採集した貝殻。5日。博多湾のカツオドリ。サザエの貝殻に入っていたカニ。ソシンロウバイが咲いていた。寒中に咲く花。 西浦の釣り場に着いたのは9時が近かった。反転b籠で釣り始めると、滅多に無いほどの不漁だった。やがてボラばかりが集まって来て邪魔をする。大ボラ1匹、グレ1匹、メバル1匹、コモンフグ1匹で全て。帰りにも同じ花を見た。光の具合、天気で見た目が変わる。