台風一過にアジゴを釣る
土曜日は原則釣りはしないのだが、台風10号に振り回されて数日釣りをしなかったので、唐泊の港内へアジゴを釣りに行った。来週泳がせ釣をするために、餌のアジゴがいるかどうかを探る為でもあった。それほどアジゴも釣れなくなっていたのだ。 変則台風10号は一時1級の台風にまで発達したがその後がいけなかった。急速に衰退してもたもたしながら彷徨った。その間あちこちに大雨を降らし、31日になってやっと、1週間前に上陸するはずだった紀伊半島から中部日本へたどり着いて消えかかっている。引き際を見失い老害を晒す政治家やら有力者によく似ている。 アジゴを釣り始めたのは5時過ぎ、晴れつつあるまだ暗い空にすっかり細くなった月が雲間から姿を見せた。 延べ竿でのサビキ釣りで釣り始めて30分は全く釣れなかったが、突然1匹釣れてそれからは入れ食いになった。釣りはいつでも最初の1匹が大事で、0はいつまでたっても0でしかないが1は2にも3にもなる。 釣っている傍で野良猫が4匹獲物を待っている。釣れたアジゴを真剣な眼差しで見つめる。基本ネコやサギに餌を与えるのは好まないが・・・2時間やって100匹釣った。10cm以上に成長したアジゴ。多くは2人の知人に配った。スズキ釣りの生き餌にはちょうど良いが、スズキは今の所いない。ネリゴ釣りには少し大きすぎる。 28日の夕方に小戸ヨットハーバーで虹を見ることが出来た。主虹と副虹が見える。太陽は沈みかかっている。