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雨釣の釣り日記

雨釣の釣り日記

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Aug 24, 2024
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映画は滅多に見ないのだが、何かで箱男が映画化され22日に封切りされると知り、見て見たくなって23日の午前の上映を見に地下鉄で出掛けた。 
 箱男は1973年に作家阿部公房が世に出した小説を、本人がすでに他界して久しい時を経て映画化されたものだ。筋は原作の荒唐無稽の空想世界を、主人公段ボール箱を被った男が綴る手記を中心に展開される。
 阿部公房の小説は純文学と言うより、SFあるいは心理学的空想小説と言えるものが多く、ねじれて難解で古びることが無い。それゆえ映画化は難しかっただろうと思う。

 22日。 週のおさめとして唐泊へ釣りに行った。

反薄明光線がくっきり見えるのは珍しい。

今津湾の西、対馬海峡上に早朝の積乱雲が発達して、時々稲光が見えた。遠いので音は聞こえない。



博多湾口の日の出前。

唐泊漁港を見下ろす。

空の高みまで昇った積乱雲にはいち早く朝日が当たる。朝日を浴びて輝くヒマラヤの峰々を彷彿させる。







積乱雲のてっぺんにはベール雲が懸かった。



満月から3日、もうこんなに欠けている。



6時前に日が出た。










 朝は潮が引いているので汐待で、堤防の上のフナムシをしばらく眺めていた。フナムシは繁殖力旺盛で海の近くなら何所にでも多数生息している。海起源の甲殻類でありながら海を捨ててしまい、泳ぎは苦手で海中では溺れてしまう。釣りの餌として使う人もいるが、私は使わない。
 
大小のフナムシがコンクリートの上でじっとしていて平和そのもの。意地の悪い動物虐待者の側面を持つ私はそのフナムシを踏み殺した。その死体を置いてその後の成り行きを見守った。



数分もしないうちにその死骸にフナムシが群がって来て、貪り食い始めた。

フナムシの雄の成虫は大きくて硬そうで、背中側からは食い辛く、腹部からなら容易に食らいつける。
小さな個体の死骸なら1匹が独り占めしようと何処かへ引き摺って行くが、大きな雄はそうもいかずに群がって食らいつく。

フナムシは7節の足と長い触角と尾部に1対の枝分かれした尾脚を持つ。その尾脚が同胞を食っている時にしきりに動くので見ていると、どうやら後から参入しようとするフナムシをそれで排除するらしい。そういえば、学校などへの不法侵入者に使うサスマタに似ている。



食い切った部分を運ぶフナムシ。大物の雄もやがて食い尽くされた。
フナムシは動物食性が強い雑食性で、掃除屋として欠かせないものだろう。普段は群れて平和に暮らしているが、一旦怪我をして少しでも体液が流れ出すと、瞬時に餌に化してしまう。生きていようが他の個体が襲い掛かる。人間の規範からすれば許されざる残忍な行為と言えるだろうが、彼らの世界では、たとえ同胞でも傷ついたり死んだりすれば処分されるべきものなのだ。
恐らくフナムシの世界では飢饉なんてありえない、いざとなれば強いものが弱いものを食料にするだけのことで、種の保存はできる。
魚なんかでも魚食性のものなら稚魚期や幼魚期でよくあること。
何よりも、人間社会でも似たようなことは多々あり、但し殺人が介在することは稀なだけだろう。元々潜むそんな原罪ともいうべき性向を法律で戒めている。



つまらぬことで時間を潰して8時からコッパグレ釣りをした。手の平あるかなしかの小型を少々釣った。

11時に帰途に就く。上空には積乱雲が現れ大気が乱れっている。




 午後には一時雷雨になった。雨が上がった夕方、恒例の夕日見物に小戸ヨットハーバーへ行った。



名残の雨が遠くで降っている。













大気が濁り太陽の黒点が多数見られ、太陽の活動が活発な状態が続いている。大きい黒点の直径は地球の3倍もある。







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Last updated  Aug 24, 2024 05:13:13 PM
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原付バイクで釣りに野山に鷹見に駆け回る雨釣の日記。

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