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カテゴリ:アセンション
新年、明けましておめでとうございます。 書く事や、言葉にする事で、 自らの信念に更なる確信が持てる事が多くあります。 ブログを書き続けることが出来るのは、来て下さる皆様のお蔭。 今年も、皆様から多くの事を学ばせていただけます。 本当に、ありがとうございます。 雲間から覗かせたご来光です -----*****-----*****-----*****----- アメリカ合衆国の北東部にある五大湖の一つ、スペリオル湖。 この湖の中にロイヤル島という気候の厳しい無人島があります。 1908年、この年は狼の活動が活発で、 湖畔で生活していたオオシカが次々と狼に襲われました。 この年は、たまたま暖かかったせいもあり、 凍っていないスペリオル湖を狼の難から 逃れるためにオオシカ達は湖を渡り始めました。 そして、20頭のオオシカが22km離れたロイヤル島に泳ぎ着きました。 ロイヤル島は、太陽の恵みをいっぱい受けて、豊かな植物が生い茂っていた。 肉食獣のいないこの島は、オオシカにとって正に楽園です。 豊かに暮らし始めたオオシカは、徐々にその数を増やし、 12年後の1920年には3000頭にまでその数を増やしたそうです。 しかし、オオシカにとっての楽園は、この年で終焉を迎えました。 島のキャパシティーを大きく超えたオオシカは、 草の根という根、木の芽という芽まで根こそぎ食べるようになってしまった。 翌年からはオオシカの食料が激減したのは言うまでもありません。 次々と餓死するオオシカは、見る見るとその数は減らし、 10年後には800頭までに減ってしまった。 楽園だったはずのロイヤル島は、オオシカにとって地獄と化しました。 死体があちこちに横たわり、腐敗し、・・・・・ そして1948年の冬、この年はひときわ寒い冬で、 湖にびっしりと張った氷の上を飢えたオオカミ16頭がロイヤル島に渡ってきました。 ロイヤル島には、逃げる事すら出来ないくらいに衰弱したオオシカが、 次々にオオカミに捕らえられその餌食になって行きました。 これで、ロイヤル島のオオシカは誰もが絶滅を危惧いたしました。 ところがそれから2年後、島の風景は変わっていた。 確かにオオシカはオオカミに襲われる危険の中で生活していましたが、 600頭にまで減ったオオシカが元気に生活をしている。 しかも、痩せこける事無く、健康そうに生活している。 この年から現在に至るまで、ロイヤル島のオオシカは600頭、 オオカミが20頭という構成を保ち、バランスのある構成を保っているそうです。 http://takedanet.com/2007/04/post_e0c2.html 武田邦彦氏のHP 「リサイクルしてはいけない」武田邦彦著 青春出版社 を参照させていただきました。 -----*****-----*****-----*****----- 夜明け寸前の金華山 この話の食物連鎖のなかったロイヤル島は、 オオシカにとって天国だったはずなのに、 目の前に草木があれば食べる、そして食べただけ繁殖する ということを繰り返す生活をしてしまった。 そうすれば、いずれ資源は枯渇し餓死するのは当然のことですね。 事実、オオシカはロイヤル島の草を食べ尽くすまで繁殖し、 そして次々と餓死したいった。 むしろ、オオカミという天敵がいたほうが、 大自然の摂理が働いて餓死もないし豊かであるという。 これは、大変興味深い事柄ですね。 オオカミがロイヤル島に渡った時は、オオカミが16頭でオオシカが800頭。 オオシカが、たくさん草木を食べ生殖に励んだ結果、 3000頭まで増えて餓死していった。 オオカミは、これをやらなかった。 お腹が一杯になれば、オオシカを狩猟して食べる事はしなかった。 ロイヤル島という隔離された中でのオオカミは、食物連鎖の頂点でした。 そのオオカミが、狩猟するオオシカの量を 計算して行動したと思われる。 しかも、病気や老化で弱ったオオシカを選んで 捕獲するという事までやってのけている。 元気な若いオオシカや子供を捕獲すると、 食物連鎖のピラミッドが崩れる事を知っていた。 きわめて不思議な事ですね。 調べてみると、地球上には、こういったバランスが けっこう多く存在しているようです。 オオカミが、一生懸命狩りをして、子孫を残す事に励んだら、 あっという間に食のバランスが崩れてしまうことを、彼らは知っていたのです。 オオシカがオオカミに食べられるという、 食物連鎖の一部だけを見てしまうと、残酷さが見えてしまう。 しかし、広いグローバルな目で見れば、 それは美しいまでの“愛と調和”なのでしょう。 ここには、神の叡智と呼べる摂理が働いているのですね。 人間は、食物連鎖で言えばオオカミの更に上に位置する存在です。 しかし、この食物連鎖という宇宙の摂理は、 人間であっても一時のロイヤル島の例ように無制限に増える事は出来ません。 人類は、この自然界の摂理を忘れてしまったかのようですね。 「一生懸命に働く。」事が、最上級の美徳とされてきました。 満腹になったなら、オオカミやライオンのように昼寝を楽しむのではなく、 明日以降のために更に働く。 そこで余剰が出ても、ストックしやすい形に変えて貯め込み、 更に働いてどんどん貯め込む。 これって、貪り(むさぼり)に繋がってしまいますね。 貪りとは貧欲とも言い、欲望を欲しいままに貪る事。 自分には充分あるのに、人の物を更に欲する際限のない欲望の事ですね。 やはり、「足るを知る」という事でしょうか。 これが、宇宙の真理に即した生き方なのでしょう。 やはり、自然界の摂理は太陽エネルギーで 植物や植物性プランクトンが生育する範囲以上には、 その数を増やす事は出来ないのでしょう。 すべての人間がベジタリアンになってしまったら、 すぐにでも食糧危機に発展してしまう可能性がある。 今の地球の人口は67億人と言われています。 このままの状況が進めば、後数年後には食料不足が始まり、 10数年後から、数千万数億の餓死者が出ると報告もされている。 ロイヤル島のオオシカに似た状況になるのでしょうか。 地球の適正人口は、20億人程度だと言う科学者もいるようですね。 それ以上だと、地球のキャパシティーを超えてしまうため、 環境の汚染や食糧不足、経済が立ち行かなくなると言う。 そして、間もなく訪れるとされる地球アセンションによる高い波動。 この新しい2009年は、その流れの一部に組み込まれているような気がします。 ロイヤル島では、その天敵であるオオカミによって絶妙なバランスを保っている。 では、人類にとっての天敵とは何だろう。 天敵がいるいないはともかく、 少しでもいいから、 「このままではいけない!」 と思って奮い立ち、 自らの知力、体力、精神力を 高める努力も必要のような気がします。 やはり、アセンションという事がキーワードになるようですね。 去年の延長線上の2009年ではなく、 「今年は別だ」くらいの意識を持ちたい。 それぞれが、この大きな流れに飲み込まれずに、 しっかりと大地に根を生やす生き方を 選択しなければならないのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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