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2009.02.04
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カテゴリ:人生観

砂上の楼閣とは、安定しない砂の上に建てた高層の建物の事。

何時崩壊してもおかしくない、不安定な様を表す言葉。

それは、外部からの影響を受けて安定さを欠いてしまうこと。

正しく、今の時代を表現しているような言葉ですね。


ちょっと経済が停滞しただけで、

一部ではいろいろな問題が噴出されています。

会社の倒産、失業、住いを失う、家庭の崩壊、・・・・・

いろいろなものを失っている人が増えている。

これは大丈夫と信じていた物が、見事に裏切られている。




私も都会で会社を経営していた時に、

2度の不渡手形を出した経験があります。

倒産はまのがれて、自主再建という道に進んだけれど・・・

血のおしっこがよく出ましたっけ。


その時に思った事、それは世の中は儚い(はかない)ものだらけという事。

ここで言う世の中とは、お金、会社、人間関係、常識という物質社会。

お金を追いかけていた世界は、すべてが砂上の楼閣だった。

幸せを掴もうとやって来た道が、

その道はいくら進んでも幸せは掴めない道。

外部からのちょっとした力で、難なく壊れてしまった。

この学びは、私にとって素晴らしい体験でした。

一旦、私を裸にしてくれました。

そして、立ち止まって考える余裕もいただけました。

何が大切なのか、どう生きるのか、どうしたいのか。





その答えは、島にありました。

外部に答えを求めようとせず、

すべてが内部それはあるという事。

内部とは、自分そのもの。

それを解らせてくれたのが、この島です。



島の大いなる自然、ゆったりとした時間、

まるで母の愛に包まれた揺り篭のよう。

それは、神の懐に入ること。

神と言う言葉が嫌なら、大いなる存在、宇宙の真理、万物を創造された叡智。

その存在は、人間が不調和を起こせば、必ず知らせてくれます。

本人の不都合という形で現象化されます。

一点の間違いも無く、見事に知らされます。


今回の世界的経済の停滞も、

不調和を起こした事へのお知らせです。

国家の不都合、会社の破綻、個人の失職、すべてがお知らせです。

作用反作用の仕組み、過去世からのカルマの法則ですね。

(カルマは、個人だけでなく国家や団体にも及ぶようです)

「どうか、気付いてくれよ」という、愛そのもの。

物質文明に偏り過ぎた不調和を、

元の調和に戻すだけの事。




失職した原因や、その後の救済を

行政に求めている人がいるようですが、

本人は被害者と思っているのですかね。

もし、被害者だと思っていたらドツボに嵌まります。

カルマにカルマを上乗せすれば、

更なる厳しい形をとったお知らせがやってくるでしょうね。

これを、自分が被害者と思うか、

神の愛と思うかは自由意志です。




被害と言うのは、自分の持っている何かが奪われる事ですね。

物や肉体だけでなく、自尊心や誇りといった

人としての尊厳、個人の幸せもあります。

「奪われた!」と思えば、傷つき腹も立つかもしれない。

でも、「奪われた!」と思わず、間違った生き方を修正するチャンス、

と思えたら、“災い転じて福と成す”のではないか。


元々は、裸一つでこの世の生を受けたはず。

その肉体だって、いつかはお返しすべき物。

ここで、自分の物、自分の所有とされる物は、過去生からの体験のみです。

肉体の死後、持って行ける物はそれだけです。

だから、奪われる物なんて何一つないはず。





苦しく辛い時、励みになるのは家族です。

いまこそ、家族が一つになって原点に立ち返り、

なるべく不調和を起こさない生き方になってくれればいいな♪


少々の貧乏は覚悟しましょう。

貧困はいけませんね。

貧乏だけど幸せという人はいるけど、

貧困だけど幸せという人はいないみたい。

心豊かな貧乏人(これ、私?)になりましょう。

おっつけ、全世界の人類が経験するかもしれない困窮の世、

ちょっと早いだけですね。

神と二人連れ?なら、何も恐れる物は無い。






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Last updated  2009.02.04 16:04:00
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