あるがままに生きる

ようこそ、お越し下さいました。




まもなく、水道が復旧するかもしれない

という情報が入りました。

この情報は、先月２０日過ぎから

入ってはおりました。

その時は４月いっぱいか、

５月連休中にはという期限まで。

でも、そうはコンスタントには行くまいと

私なりに思って、その情報は鵜呑みにはしませんでした。

でも、来週には何とかなりそうな雰囲気かな。



島の最高地のタンクに水を貯めて、

それを南北両端の部落に流すわけですが、

道路に埋設されている本管が陥没等で

損傷している場合は、修理が必要となります。

それを含めて、来週には水道復旧となりそうです。




２カ月以上の断水でした。

この事で、多くのことを学びました。

「有って当たり前」と思っているのが

水道と電気、電話かな。

それを取り上げられた状態の網地島。

特に、水の存在は大きかった。




コップ半分の水で、歯磨きと洗顔を済ませる。

何せ、震災から一か月位は

一人３日で３リットルの飲料水の配給。

大変貴重な水でした。

震災から少し落ち着いてきてからは、

生活水は井戸からくみ上げて使うようになり、

少しゆとりができたかな。



トイレのタンクに、雨水を貯めた水を、

バケツ半分の約８リットルを入れて流す。

そうそう、雨水を貯めるのに、

雨樋のパイプを外しておいて、

大きなバケツのようなものを置いて、

そこに貯めるようにしなくてはね。



島は、サバイバル的生き方も、

何とか工夫してできるけど、

都会はどうしようもなくなってしまうでしょうね。



「有って当たり前」と思っていたものが、

突然として無くなってしまう。

これって、

外部の物にあまり依存するな、

執着するなという教えなのでしょうね。

外部の物は移ろい易いですからね。

だから、大切なのは内部、

自身のしっかりとした

心の在り方が大切なのかな。


水が出なくなれば、

それはそれでそれなりに生きてゆく。

外の世界がどう変わろうと、

自分の心は変わらない。


しっかりと天に繋がった生き方は、

変わろうはずがないという事ですね。


毎年来られるお客様のＡさんから

お手紙をいただきました。

多くの島を思って下さる方の、

お気持ちはこんな感じではなかったのかな。

一部を紹介させていただきますね。



こんにちは。

地震の翌日朝刊で津波を知った瞬間、

網地島の方々の顔が頭をよぎりました。

石巻が気仙沼がこれほどの

被害を受けたのだから、きっと島ごと・・・

皆様の安否がとても心配な反面、

知るのが怖かった。　　以下　略



先日、ＴＶでも放映されたようですけど、

「震源地に一番近い島」というタイトルでした。

「死者が一人も出なかった島」とも。

牡鹿半島の人達は、

「津波の高さで島は消えた」

とも言っていたようですから。

島は、守られているのですよ。

物理的な面以外にも、考えられる事。

地の波動、住人の波動が高いからね。

やはり、「天国に一番近い島」なのかな。