あるがままに生きる

ようこそ、お越し下さいました。




震災から２か月間は、

殆ど自分の時間が取れず、

島の対策本部に詰めておりましたが、

５月中旬から少しずつ自分の時間が

取れるようになっています。



そろそろ、この夏に向かっての

営業体制を整えるべく、

動き出しています。



宿泊のお客様は、

水道が復旧されるまでは

すべてお断りしてきましたが、

５月１８日から水道が復旧したため、

先日は地震以来初めてのお客様を

お迎えさせていただきました。



水道復旧を、ペンション再開の

一つの目途としておりましたから、

その時までには最低限の復旧はさせないと

と思って工事をしてきました。




そうそう、この夏の海水浴シーズンに向けて、

石巻市、地元行政区、定期船、港湾事情等の体制について、

ここで記述したいと思っているのですが、

中々先が見えてこないのが現状です。

（決定されていないという事のよう）

今月中には、ある程度の決定は

なされるとは思いますが、

その時にはここで紹介させていただきますね。



それに先立って、

我がペンション晴耕雨読は、

営業は再開させます。



ペンション復旧の中でも大きな工事になるのは、

ダイニング棟の傾きの修正です。

沿岸部の陥没は1メートル以上、

浜から５０メートルくらい離れた我が家では

場所によっては６０ｃｍ～３０ｃｍの陥没です。

そこの地盤に建っているダイニング棟。

相当傾きました。

傾斜地であったため、

地盤も陥没だけではなく

崩れもしました。



それをジャッキアップして

新たな土台の束を立てていきます。

縁の下での作業のため、

作業性は大変悪い。

でも、何とか終わったようです。

終わりにしちゃったというか、

妥協したというか。

でも、肝心のやるべきことは

やりましたよ。



聞いた話では、本土で傾いた家を

ジャッキアップして平らに戻す工事って、

１００万円を超える工事費がかかるそうです。

現場によりけりでしょうけどね。

私の場合は、やっつけ仕事でしたから

それほどではありませんけど。

経済警報が出ている我が家の状況では、上出来です。



使用した木材は、

全部が他所から流れてきた

漂流物で済ませることができました。

大きな声じゃあ言えないけど、

未使用の柱材などが相当流れてきましたよ。



地震当初は、本部に朝からずっと詰めていましたから、

材木を拾いに行くことはできませんでしたが、

それでも少しずつ集めさせていただきました。


通しボルトといった備品を

少々買ってきてもらいましたから、

あとは在庫品と漂流物だから

なんと安上がりだった工事でしょう。


この時のために、天は漂流物を

用意して下さったのだと。

ありがたいですね。



ついでに、一部のウッドデッキも

作り変えました。

もちろん、漂流物資とリサイクルで

すべてを賄いましたから、

何とタダ！

これも、通常に材料を仕入れて工事すれば、

２０万円はかかるというもの。

しかも、この時期は材料が注文しても

高くて入りずらいと来ています。

この事も、天の仕組まれた計らいです。



この世に偶然は一切ありませんね。

すべてが意味を持って、

起こるべくして起こっています。


必要な物が

必要な時に

必要な分だけ

届けられる仕組みです。



多くを求めなければ

足るを知れば


一切が順調に進んでいくんだな～と、

改めて実感します。



こういう


「天と二人連れ人生」

を歩んで行こうとすれば、

まずはある程度の

統合意識

に目覚めないといけませんね。


完璧ではなくとも、

ある程度でいいのです。

１００点満点中、３０点程度かな。

そうすれば、物質的には

少々不足気味かもしれませんが、

心豊かに暮らせること請け合いです。