あるがままに生きる

ようこそ、お越し下さました。




以前に、ＮＨＫラジオの

ラジオビタミンという番組に

出たことがありますが、

もう一度出てくれないか

というお話がありました。




多くの被災地で、

行政から届けられる

支援物資を被災地側から

「もういらない。」

という意思表示を出した被災地は

大変少ないという話を

島の防災会議の中で

出ました。



普通は、行政側から

ストップがかけられるまで、

もらい続けるのが通常らしいです。





網地島は、公的行政機関は一切ありません。

役場も消防署も警察も。

必要があれば、島民有志が

用を足すという事になります。



６年前くらいでしょうか、

我が家が火事になった時、

ちょっとした火で全焼になりました。

訓練された消防職員や消防車が無く、

年配の消防団員による初期消火程度しかできない。

火を出したら、全焼は間逃れないのが離島です。

島民で何とかしなくてはならないのですね。



今回の震災で、

役場の職員が来てくれたのって、

あまりなかったと、記憶しています。


２カ月続いた断水でも、

給水車が来るわけでもなく、

食料の配給も然り、

島民有志が手足で配りましたね。

個人の車を供出してね。

やはり、自分達で何とかしなくてはいけない。

あまり、他者をあてにしないで

生きる癖を付けさせられていたのでしょうか。


だからか、支援物資はこれからも

必要なのか必要ないのかを

アンケート調査をし一人一人が考え、

結論を出すことができたのですね。

個人の自立が、全体の自立に成って行く。

それが、自立への第一歩と

いうのならそうかもしれません。


６月８日（水）ＡＭ１１時ころから

２０分間くらいだそうです。







でも、今回の震災でずいぶん

マスコミに駆り出されましたね。

その影響かどうかは解りませんが、

ライフラインの復旧スピードが上がっています。

先般は、港湾の測量と設計をして下さる方々

９名がいらしてくれました。

今回の調査設計は、

実現性の高いもののようです。

その方たちは、しっかりと仕事をされて、

来月に県に設計を提出、

そして年内にも地盤沈下による

嵩上げ工事の着工となるかもしれません。


これは、離島航路は生活航路。

港湾の復旧の中、何よりも優先されるようです。




そして更に、今日から湾内や海水浴場、

漁場の瓦礫の撤去作業が島民一丸となって行われます。

夏になる前に、海をきれいにしておきたいですからね。

でも、石巻市としては今年は海水浴場は開かないそうです。

シャワー施設やトイレが、

津波で流されてしまったしね。

だから、今年の海水浴は自己責任で

やって下さいとのことです。


まあ、シャワーやトイレは

うちを使って下さってもいいしね。

あとは、網地島ラインの運航がどうなるか・・・ですね。




こう見ていくと、

やはり成るように成って行く。

しっかりと、天がレールを

引いてくださっている。


「激せず、騒がず、

競わず、随わず」

（げきせず、さわがず、きそわず、そわず）


感情的にならず、

文句も言わず、

人や世間を相手にせず、

人の真似や後ろに就かず。

ということを、

どこまで出来るか・・・でしょうか。