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カテゴリ:島の生活
ようこそ、お越し下さました。 津波から6か月が過ぎようとしておりますが、 あの時の悪夢?の再現 になりそうなのです。 震災の時、ライフラインが寸断されましたね。 電気、水、電話、道路、定期航路・・・ その中でも、一番重要だと思ったのは 水が出ないという事でした。 その事は、全島民が深く 心に刻み込まれました。 「停電は何とかなるけど、断水はひどかった!」 と、口を揃えて言っていました。 島の水道は、海底にパイプを這わせて 本土から送られるというもの。 網地島の水道パイプは、 牡鹿半島側の池の浜という 浜から揚げています。 水道パイプが海底から陸上に揚がる池の浜の今日の状況 その浜が、今の台風の影響で、 岸壁が崩壊してしまって、 保護していた土や砂利が削られて パイプが露出してしまいました。 2mは地中に埋まっていたはずの水道パイプ 果たして、今夜からの台風本体の 波に耐えられるのか? この台風の前から、 津波のずっと前から、 もっと護岸をしっかりと作らなければ、 また波に持って行かれるという事は 津波の前から言っていて、 市や県に訴えていたことでした。 この6か月間、 どうやら台風の直撃を 間逃れてきましたが、 少しづつ少しづつ波に浸食され、 今回はもう粉砕されるだろうという 段階にまで至りました。 もう、島では断水のための準備に入っています。 昨日、石巻市に電話を入れたら 「水のペットボトルを送りますから。」 という返事。 まったく、どうなっているのでしょうね。 文句は言いたくありませんが、 あまりにお粗末に、空いた口が 塞がらないといった感じです。 この事で、何を学べという事なのでしょうか。 こんなお粗末でも、 許してやれという事か。 どんな状況に陥っても、 他に期待を持たず、 自力で乗り切れという事か。 もっと、自然の力に畏怖せよという事か。 まあ、何にせよ、 この現実を天は示されたのですから、 受け入れて生きましょう。 こういう事には、島民は乗り越える 力を持っていますからね。 もっと深く考えれば、 この宿題も、天が何のために 示してくださったか。 島全体の集合意識の 昇華に繋げることが その目的なのかな。 そう思えると、文句も言えません。 行政が悪役を演じて下さるのですからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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