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2011.09.07
カテゴリ：人生観
ようこそ、お越し下さました。 震災による瓦礫の撤去の際、 ２３億円もの現金が持ち主に 返されたというニュースを見ました。 ご覧になった方も多いのでは。 それは、財布であったり タンス預金であったり、 金庫そのものであったりだそうです。 ２３億円というのは、 拾った人が届けて持ち主に 返された金額の合計とのこと。 震災によって多くの人がさまざまなものを失った中、 紛失していた現金２３億円分が 返還されたというニュースが海外に伝わり、 「日本人の道徳心は素晴らしすぎる」 と感動の声が上がっているという事です。 このニュースを聞いて、日本在住だった 外国人からのコメントも届いていました。 ・日本は素晴らしかったよ。 住んでたときは楽しかった。 財布、傘、パスポートなど、何をなくしても 戻ってくるチャンスは100％だった。 しかも財布に現金が入ったままで戻ってきたんだ ・東京で散々酔っ払って、JRのトイレに寄った。 最高の気分で家に帰った…つもりが最悪だった。 トイレで僕の軍のIDやジュネーブ会議のカードの入った財布、 ポケットの中身すべてを落としていたようだ。 一週間して警察から電話がかかってきた。 「財布が届いているのでとりにきてください」と。 しかも現金も中にあった。 クレイジーな国だ。 ・きっと「日本人でいる」という宗教なんだ この日本人の高い道徳性は、 外国人からすれば、 驚嘆に値するのでしょうね。 私も、大いに誇りに思いました。 でも、日本人からすれば、 それほど驚嘆するものでもない。 割と普通ですよね。 それは、どういう所から その倫理観が来ているのか。 因果律という宇宙の真理 を奥深い所で理解しているからなのかな。 まず、不労の所得というのを嫌う民族です。 正当な労働報酬としてなら受け取るけど、 ただ貰いは嫌だという思想です。 因果律の考えからすると、 労せずして得た所得は 別な形でその代価を払わされる羽目に なるという事が言えます。 例えば、拾ったり盗んだりして得た分だけ、 別の場面でいらぬ出費があったり、 病になったりして病院通いになるという事。 カルマの法則と同じ法則が、 そこにも作動することですね。 因果律とは、プラスがあれば それに等しいマイナスが生ぜられ、 プラマイゼロになることで 絶対調和が生まれ、 解脱に導かれる法則です。 だから、今は必要最低限のお金や物があれば、 それ以上は望まないというのが賢明なのかもしれません。 外国人からのコメント中の、 「日本人でいるという宗教なんだ」 という見方が面白い。 日本人であるという誇りを 持っていることですね。 大和民族なんだという誇りを捨てずに 気高くありたいという意識を 外国人は感じるのかもしれません。 日本人の高い道徳性というのは、 知らず知らずに宇宙の真理に即した 生き方が根底に流れているのかもしれませんね。 美しい美意識です。 でも、近頃はそういう美学を 持ち合わせていない人も多いような・・・・・ 被災地の救援物資を、 貰えるだけ貰っちゃおうとか。 被災証明書があれば、 高速道路が無料になるという施策に乗じて・・・・・ 何ていうのも聞こえます。 生き方の方向性を選択する際、 損か得かで判断しがちな現代。 やはり、原点は心の底で感じる美意識で判断したい。 （直感が自分の本体からの波動です） また因果律の結果、ご褒美として 天から頂けるという事もあります。 でも、その場合のご褒美は 今までの経験上 直接的なお金ではないようです。 健康とか商売繁盛、 恵まれた人間関係といったような お金と違って泡と消えるようなものではありません。 それが巡り巡って、 お金にも変化してくれるのは もちろんですね。 私は、こうして心静かに 世俗から少し離れて 不自由なく生きられるのは、 絶対にご褒美だと信じています。（笑） だから、決して驕ることなく 日々を過ごしたい。 そして、どんな選択が美しいかを 追求したいですね。  お隣の島、田代島に沈む夕日。 だいぶ西に移動しました。 秋なのですね。 そうそう、前回の記事で書いた 本土から送られてくる水道パイプ。 今回の台風は、何とか持ちこたえたようです。 なんか、守られているといった感じ。 でも、いつ粉砕されてもおかしくない状態に変わりありません。 行政の方々の美意識に委ねます。 （期待するとがっかりしますから、期待しないで待ちます） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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