|
カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 イヤー、 山奥の雪の量は、 さすがに凄い! 向こうに見えるのが、後生掛温泉の建物です。 湯治で滞在している後生掛温泉の、 私の主な時間割はと言いますと。 早朝2~3時頃起きて、 パソコン開いて、温泉に入る。 誰もいない大浴場を独り占め。 湯治と言っても、 温泉につかり過ぎると マイナス面が出るということなので、 日に3~4回、その都度15~20分位に留めます。 温泉から戻ってから、 朝食まで本を読む。 今回の旅では、 弘法大師空海に関連する 本を読み漁っています。 6時頃に、カミさんが起きてきて来るので、 それから朝食の準備かな。 カミさんも起き掛けに朝風呂に行きますから、 戻ってから湯治場にある台所で朝食を作り、 部屋に持って行って食べます。 食材は、来るときにスーパーに寄って調達する。 何か不足してくると、50分離れた 町に行って買い物してきます。 夫婦二人で食べる量と言ったら、わずかなもの。 けっこう質素かな。 朝食後は、8時頃から 雪中トレッキングに出かけます。 この時期は、除雪されている道路は1本しかなく、 その他は冬季通行止めになっているので、 この道を歩いたり走ったりします。 雪の回廊といった感じ 正月でこれですから、 3月頃になるとどこまで この雪の壁が高くなるのだろう。 時たま、脇を車が通行します。 こんな日にこんな場所で、何を好んで・・・ というような顔をして(たぶん) 脇を徐行しながら私を覗き込んで走り過ぎます。 時には吹雪の日もあります。 こういう日は視界がきかず、 ちょっと厳しいかな。 一晩で20~30cmくらい 雪が積もる日もあるので、 朝の除雪前の道路は楽しめます。 後生掛温泉から6km下ると、 R341号線に出ます。 下って下って、どこまでも下ってそこに出る。 日によっては更に足を延ばす。 帰りは、そこを前傾姿勢になって 上って上って、上りきって 後生掛温泉に着きます。 外気温が氷点下10度くらい。 雪の下は氷だから、 アイゼンをつけていても滑りやすい。 体力は2倍使いますね。 寒いのだけど、大汗をかきます。 靴からジャケットまで ゴアテックス着用なのだけど、 かく汗を外に出しきれません。 歩くったって、 私のウォーキングは早いですよ。 下り6km、上り6km、 時には寄り道したりで お昼前には宿に帰ります。 けっこうな運動量になるかな。 なんせ、いつGOが出るかもしれない 四国お遍路に備えて、 足腰を鍛えておかないとね。 その事もさることながら、 真っ白なサラサラの新雪の中に身を置くって、 「凛」と引き締まります。 心の中は、瞑想状態。 修行僧が、荒行で山野を 駆け巡ることをしますが、 それって苦行かもしれませんが、 決して苦しいだけではない ということに気付きます。 科学的には、ランニングハイとか言われていて、 脳の中にエンドルフィンという 麻薬的物質が分泌されるため、 気持ちが良くなるというか、 ある程度疲れた後にやって来る、 まったく疲れない領域に 入るのでしょうね。 宿に帰ったら、 すぐに濡れたインナーを脱ぎ捨てて 温泉にドボンとね。 最高に気持ちいい! そして、昼ご飯、昼寝、 夕ご飯までは本読み。 今回は、写経セットは持参せずです。 そして、夕食。 夕食前に温泉に入る。 私の場合、基本的に夕食でご飯は食べません。 ビール1本とウィスキーの水割りを3杯くらいか、 そして葉っぱを食べて、 ちょこっと料理をつまんで、 7時頃には本を開きながら寝てしまう。 そんな後生掛での過ごし方です。 何です、「あまり楽しそうじゃあない」ですって? まあ、人の楽しみ方はそれぞれですからね。 ただ、世間の流れや他人といった 外部を意識して生きるより、 自身を見つめ 天との会話を楽しむほうが、 私には合っているのかな。 ブナの巨木 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|