|
カテゴリ:島の生活
ようこそ、お越し下さました。 今年の秋の特徴か、「秋の長雨」という秋雨前線は影を潜め、 低気圧と高気圧が頻繁に日本を訪れている。 しかも、その低気圧が発達して大荒れの天気をもたらせます。 先日、27日の低気圧もそうでした。 画像では、その自然の力を認識する臨場感に欠けますが、 風速20メートルは吹いていました。 強風で波が岸壁に打ち付けられ、 岸壁を超えて定期船の離発着する所に 叩き付けられます。 この岸壁の壁画が描かれているところが、 定期船のり発着する岸壁です。 地盤沈下のため、120cmかさ上げした仮設の岸壁です。 船の待合所は、ここから左手に 40メートルくらい離れた場所。 そこからここまで歩いてくるのに、 どれほどの水しぶきがかかるか想像してみてください。 まあ、この日の定期船は全便欠航となりましたが、 ここまでの強風でなくとも、酷い状況です。 車で行ったって、海水を被るため、 塩害による錆で酷い状況。 前回の記事にも書きましたが、 こんな状況が震災から1年8か月続いている。 離島における航路は、 本土でいう所の国道や県道と同じです。 (この見解は、離島振興法の基本の一つ) 定期船の岸壁は、本土でいう駅やバス停と同じかな。 それが、これですからね。 工事が始まる前の国や県、市から来られた お偉いさんたちによる説明は、 「離島の復旧復興工事は、最優先で・・・」 と言っていたのにね。 先日行われた市による工事説明会の時、 私は市当局にコンクリートや資材が不足して、 工事が進まないということの説明を求めました。 そしたら、こう答えられました。 「需要と供給のバランスですから」 と、笑みさえ浮かべながら・・・ 小学生でも答えられる、アホな言葉出てきて・・・ 不足の原因は、そのバランスが 崩れたからということは当たり前で、 何故工事が頻繁に行われるので 不足する可能性は最初から想定できていたはずで、 にもかかわらず不足して工事ストップに 陥った原因はなんでなんだろうかという、 そういう質問なのにね。 島の住民が、いつもじっと耐えて我慢してくれるから、 こういう能天気な市の幹部が「担当者です」 なんて言っていられるのかな。 今日の記事は、文句たらたら・・・ということではなく、 島はあれから1年8か月たっても こんな状況だという事をお伝えしたくてね。 市の担当者さん、 一生懸命やっておられるのは 良く解ります。 ですが一度、大風の日に、 港の待合所から岸壁まで 歩くことをお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[島の生活] カテゴリの最新記事
|