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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 2日目は、大きな低気圧が接近して、 朝からすごい雨と雪。 午前中は待機していて、 午後には雨が小降りになったので 昨日の続きで10番切幡寺から11番藤井寺へ。 藤井寺から12番焼山寺は、 遍路道きっての難所で 「遍路転がし」 と言われている道です。 この2つの山超え路は、 おそらく相当の積雪が予想されました。 この日は、早めに切り上げて、 車で焼山寺の様子をうかがいに行くことにしました。 そしたら案の定、 焼山寺に行く途中からすごい積雪で、 焼山寺方面から来る車からの情報は、 30cmを超える積雪とのこと。 これではとなって、この部分の遍路は 中止して後日に回すことに。 昔のお遍路さんは、 大変だったろうなと想像されます。 天気予報はないし、その装備も貧弱なもの。 死を覚悟して決行したのだろうなと推察されます。 この日は午後からだったので、 歩行距離 18000歩 14.4km 3日目 12番焼山寺を避けて、 13番大日寺からの遍路。 13、14、15、16、17、18、19番立江寺から 20番鶴林寺の途中で切り上げました。 途中、歩き遍路の方2名とすれ違いました。 すれ違ったというよりは、追い越したのかな。 ほとんどの歩き遍路さんの歩行スピードは、 時速にして4km強位か。 私は、時速6km程度。 けっこうい速歩の部類に入るのかな。 すれ違った二人は、 足の痛みに耐えながら歩いているようでした。 札所に行くと、多くの遍路さんに会いますが、 そのほとんどが車で回っています。 だからか、歩き遍路さんには一目置かれているようです。 歩いていて、すれ違う街の方々からは深く頭を下げられます。 声をかけられることもあります。 すれ違う車も、私の歩行を妨げないように、 遠慮してくださいます。 四国の人にとって、 歩き遍路さんは特別と考えているのかな。 明日は四国に行くという日の夕方、 奈良県宇陀のコインランドリーで 閉店間際に駆け込みましたが、 車のナンバーが宮城県だったのを見たそこのオーナーさん、 これから四国お遍路に行くのだと言うと、 自身のポケットからコインを出して回して下さいました。 私は、その方の名前を紙に書いてもらい、 「一緒に廻りましょう」と。 遍路は、同行二人(どうぎょうににん)と言われています。 一人で回っているのではなく、 弘法大師空海様と歩いているのだという事。 もっと広義で言えば、 遍路の家族や知人、 地域の人達の思いを背負って歩くのだと。 40kmを、ただ歩いているのではなく、 言わば自然と瞑想しながら歩くようになっちゃいます。 経を唱える時も、心は常にピュアになります。 非日常の極みかもしれません。 3日目 54100歩 43.2km お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.16 04:33:14
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