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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 27番神峰寺に上る手前 4kmから、急な上りに入る。 ラスト2kmになると、 更に急な登山道となって遍路者を苦しめる。 勿論、車で巡拝する人のための 舗装されたつづら折れの道路もある。 それだって、かなりの急坂だ。 朝暗い内から登ったため、 納経所では今朝一番と言われた。 そして、ミカンやカステラ、飴などが入った 手作りの布でできた巾着とともにお接待された。 「歩き遍路の方だけに差し上げています」との事。 確かに、「遍路ころがし」とも言われる 急坂を歩いて登った人へのご褒美なのか。 「疲れた後の糖分と、喉が乾いた時のみかん」 だそうです。 その心配り、ありがたいな、嬉しいな。 お菓子をもらって、喜ぶ爺さん なんちゃって。 歩き遍路は、 年間30万人の遍路さんがいる中で 3千人に満たないと何かのパンフに書いてあった。 たった1%なんですね。 週末遍路さんもこの中に含まれますから、 ロングで歩く人はよほど少ないのでしょう。 歩いていて、挨拶されるのはちょくちょくで、 手を合わされてしまうこともあります。 なんか、変な気持ちになって、 こっちも手を合わせてしまう。 こういう習慣は、何も日本だけではなく、 仏教国のインドやタイなんかでも、 修行僧にお布施したり仏を見るのでしょうね。 私は出家者ではありませんが、 遍路の最中は沙門にでもなったような心持ちでいます。 道路工事の交通整理を してくださっている方なんか、 私の姿を見止めると、 早くから車を止め私の歩行を 妨げないように旗振りをして下さいます。 すれ違いざまには 「ご苦労様です。」 と声をかけて下さる。 私も、まんじゅう笠の頭を下げ、 「ありがとうございます」と言って、 杖を持っているので片手で手を合わせます。 お互いがそれぞれの立場を尊重し、 尊厳を持って接することって、 素晴らしいと思いませんか。 お接待や、何やらや、 少なからず私とのご縁のあった方の分まで、 一緒にお四国を廻るという気持ちを 忘れてはいけませんね。 このブログに訪れて下さる方の分も、 一緒に廻っていますからね。 今日のスタートがハードだったためか、 足がめっぽう痛い。 夕方から雨がちらついてきた。 明日は、雨降りかも。 まあ、それはそれで楽しみましょう。 この日は、27番神峰寺手前4km地点から、 28番大日寺手前10km地点まで 歩行距離 51000歩 40.8km SDカードが読み込めないため、 画像をアップできないでいます。 ごめんなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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