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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 島に戻り、日常に戻りました。 長い旅をさせていただきました。 まったく、有難いことです。 毎年のことですが、 長い旅に出て島を留守にしている時、 お客様は私が不在という事を承知してか あまりお客様からの問い合わせなんかが来ません。 これは、留守をしてくれている者の話です。 僅かに来ても、丁重にお断りしてしまう。 そして旅から戻ると、 それを知ってか知らずか、 どっと忙しくなる。 そんなパターンが例年ずっと続いていました。 今年も、それと全く同じです。 恥ずかしい話、 旅から島に戻った時の私の財布の中は、 わずかに3000円と小銭しか入っておらず。 そんな事情を察してくれたのか、今は結構忙しい。 例年の2月は、閑古鳥が鳴いているというのにね。 本当に、有難いです。 皆からは、来年も四国遍路に行って お礼をして来いなんて言われています。 私達の四国お遍路は、 現地のいろいろな方に話を聞くと、 全く新しい形だと言われます。 夫婦二人で車中泊しながら、 一人は歩き遍路、一人は車遍路。 通常の歩き遍路は、 夕方になると宿探しが大変と聞く。 その日の足次第だから、 前もっての宿予約でできない。 その日の疲れ具合や天候に左右され、 その日の予定がたてにくい。 宿の位置も大いに関係する。 遍路道からの距離、迎えはあるのか、 翌日の昼食の手配は、早立ちは可能か等、 1軒1軒携帯電話で確認する作業がある。 すれ違う歩き遍路の方に聞くと、 そこが大変煩わしいという。 基本的に歩き遍路は今日はここまで、 明日はここからという具合に、 きっちりとショートカットしないように 歩きたいと思うもの。 だから、ここまでと決めた所から 宿まで近い方がいいに決まっている。 遠ければ、その分の往復を歩かなければなりません。 送迎があっても、シーズン中は 皆が同じ時間帯に集中するので、宿側も大変だ。 昼食は、その場で調達はしずらいと考えた方がいい。 遍路道はたいていが田舎道で、店が少ない。 出来ることなら、宿で用意してもらうか、 歩く前にコンビニでも探して昼食分を確保しておきたい。 昔の旅人は、多くは7ツ立ちと言って 早朝4時に出発すると言われている。 そして、7里(28km)が普通の 一日の歩行距離と言われています。 宿側が、四時起きや五時起きに 対応してくれるかも問題です。 この煩わしい作業を、 毎日しなくてはなりません。 これって、大変ですよね。 そこへ行くと、車中泊はその煩わしさがない。 私の場合を言いますと、 前日に快適そうな道の駅に駐車して エンジンを切って19時には寝袋に入ります。 外気温が氷点下近くになっても、 寝袋の中はホッカホカ。 翌3時頃に起床。 冷たい水で洗顔してパソコンやって、 朝食を食べにコンビニか朝食対応のお店に行きます。 そして、その日の昼食のおにぎりを買って、 今だ暗い6時頃に遍路出発です。 その前に、カミさんと待ち合わせする所やなんかを決め、 場所をナビに入力します。 カミさんは、日中は自由の行動します。 遍路したり、コインランドリーで洗濯したり、 観光したりスーパーや産直野菜のお店で その地その地の農産物を観察したり、 なんせ、宮城県ナンバーですから けっこう人が話しかけて下さるようです。 お接待なんか受けちゃったりもしたようで・・・ 四国に来る前に調達したカミさん用の携帯電話とやり取りし、 夕方は早めの切り上げをしてカミさんと合流する。 例えカミさんでも、待っている人が いると言うだけで張り合いがあるもんです。 そのあとは、パツパツになった 足を解すため、近くの温泉に直行です。 いいですよね、今はどこに行っても日帰り温泉があって。 こんな感じの私たちの旅です。 だから、宿探しや食堂探しの煩わしさが まったくないので、ストレスも感じません。 お金もさほどかかりません。 行き違う歩き遍路さんとこの話をすると、 大概の方が賛同してくれました。 でも、これをやるにはいくつかを クリアしなくてはならないね。 なんといっても、 パートナーである奥様の深い理解と 協力が必要であることは言うまでもありません。 まあ、興味を持った方がいたら、挑戦してみたら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.04 06:33:34
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