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カテゴリ:島の生活
ようこそ、お越し下さました。 島内の瓦礫の島外搬出の お手伝いの仕事が終了いたしました。 一ヶ月半、やらせていただきました。 私自身、会社と言う組織の中で仕事をしたのは、 そう30年ぶり位?かも。 仕事の内容としては、お手伝いだったので 指示されたことをやればいいのですから、 至って楽だったかな。 一緒に働いた人達の波動の高さゆえか、 組織の中という不特定多数の中でストレスも感じず、 楽しく働かせていただきました。 本当に、良い人達の中で働かせていただきました。 一般的に土建業というと、 荒っぽい人もいるとか気遣いに欠けるとか、 そんなネガなイメージもあるかと思いますが、 この人達はそんなものは微塵もありませんでした。 山形県からいらした山和建設の方々です。 素朴で優しく、真面目な人ばっかり。 家族から離れて、島の中心部に位置する 開発センターという宿泊設備の整った 施設に合宿という形で滞在してくださっていました。 飽きっぽい私でもこんな人達となら、 長期間でも続けられるかなと思わせます。 瓦礫撤去作業の合間に、 いろいろなことで手をお借りしました。 船を上げ下げするためのクレーンが津波で壊れたため、 バックホーでそれをまかなってもらいました。 浜に行く道路を作った時も、 重機で手伝いをお願いしました。 いろいろな無理を、たくさん聞いて下さいました。 私が働かせていただいのは短い間でしたけど、 山和建設の方々は一年半という 長きにわたって島に貢献してくださいました。 本当にありがとうございました。 これで、震災の瓦礫はすべて島外に搬出完了です。 人を見送る場面はいろいろありますね。 離れて行く人が電車で、車で、徒歩で、・・・ 中でも、船での別れは哀愁を漂わせるものです。 船出の付き物は別れの紙テープ。 この日も誰かが持ち寄った紙テープが、 出る人残る人を繋げます。 「達者でいろよ~~」 「ありがと~~う」 「又、遊びに来いよ~~」 「子供を連れて必ず来るから~~」 そんな言葉を投げ合いながら、 船は岸壁を離れて行く。 「ぼーーー」「ぼーーー」と 船の汽笛が名残惜しげに港に響く。 その間、どちらもずっと手を振り続けている。 思わず、目頭が熱くなる。 周りを見ると、皆が目を そっと押さえているようだ。 お世話になった分、 何かでお返しせにゃあならん。 そう、目の前の人に、 これから観光で来られた人に、 笑顔や親切という お布施をしなくてはいけませんね。 人と人との縁、 素晴らしい!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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