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カテゴリ:人生観
ようこそ、お越し下さました。 いよいよ9月、夏も終わりですね。 今年の網地島は、3年ぶりの海水浴とあって、 泳ぎに来る人が多いのかなと思っておりましたが、さに非ず。 前半の寒かった梅雨空の日々も相まって、 トータル的には震災前の半分以下といった感じ。 まあ、長期的に見てまずまずの状況と見ました。 さて我がペンションは、 これからの秋は週末には お客様がいらっしゃいますが、 平日はガラガラです。 という事で、月曜日に島を脱出し、 木曜日に帰島というスケジュールで キャンピングカーの試験運転を兼ねた 小旅行に出かけてきました。 山形県天童市の道の駅にて キャンカーは、通常の車と違って、 いろいろな装備が付帯されています。 それらを実際に使いながらの試験的3泊の旅です。 まずは、重い車重を引っ張るエンジンと足回り。 総重量3500Kgいうボディを引っ張る 2700ccの4WDガソリンエンジンと、 エアーサスペンションに変更した足回りは、 想像以上に苦しい感じ。 高速道では通常80~100km、 登坂車線ではそれ以下にグッと落ちる。 2850mmという高い車高とあって、 横風にも十分注意しなくてはなりません。 タイヤの空気圧は、リア4.3Kg、フロント3.5Kgと、 通常の乗用車とは比較にならない圧力。 それに耐えうるタイヤ性能。 まあ車の性質上、遊び車ですからね。 走行性能はある程度は目を つぶらなくてはなりません。 キャンカーの本来はの 使命の第一は居住性にあります。 いかに快適に生活できるかですね。 それが「動く家」としてのキャンカーの使命かな。 「家」としての大切な要因は、一番は電気。 100ボルトで使う家庭用の電化製品を、 12ボルトの車で使えるようにする。 それは、エンジンを動かすバッテリーとは全く別に、 家電を使うためのサブバッテリーシステムを作ること。 サブバッテリーを使い切ってしまっても、 エンジンがかからないという事は 避けなければなりませんね。 我が家のキャンカーの名前は、 「CG-550 ボレロ」 と言い、通称ボレロちゃんです。 ボレロちゃんのサブバッテリーは トリプル、3台を装備。 それに、100V出力のために、 1500ワットのインバーター、 走りながら充電する走行充電設備、 日中は絶えず充電する84W ソーラーチャージャー×2機を搭載。 更には、集中的に電気を使う食事時、 炊飯器や湯のポット、 電子レンジを駆動するには これでも不足気味。 ホンダEU16 インバーター発電機でそれを補います。 今回の旅期間中は、天気はほとんど曇りか雨。 だから、ソーラー発電は期待できませでした。 夕食時、発電機を60~90分位回すと、 なんとか行けそうでした。 炊飯器でご飯を炊き、コーヒーを飲み、 電子レンジで食品を温めることもでき、 勿論フライパンや鍋も使え、氷もできます。 普段、家でごく当たり前に使っていた家電。 キャンカーでは、絶えず節電に気をかけ、 生活に必要最小限度の電気を作ることが必要とされる。 そんな努力の結果として、 快適な旅が続けられる喜びを、 ひしひしと感じます。 P泊(パーキング泊)時は、 アイドリングは控えます。 ホンダEU16 インバーター発電機の音は、 それほど気にはなりませんでした。 (当初は、防音BOXを考えておりましたがその必要はないみたい。) ここを見たら次はあそこ、 ここに泊まって明日は〇〇に、 といった一般的日本人の旅に対する概念は、 私の場合は大きく変わりました。 キャンピングカーは、所詮は物。 物を充足させても、本当の豊かさを感じるのは「心」です。 では、「心の豊かさ」とは、何でしょうか。 私が思うには、周りに対する「慈愛」の 心で接することができる「心のゆとり」かな。 どんなに納得できかねる理不尽?なことがあっても、 不快を感じるような出来事が目に入っても、 それを心から許せる「心のゆとり」なのでしょう。 ちょっと難しいけど、どんなことだって批判をせず、 「そんな生き方もあるんだね。」と、 受け入れ許せる自分でありたいよね。 「経済」をあまり気にせずに、 旅という非日常の世界に身を置いて、周りを見渡す。 「旅」とは、どこに行った、 何を見たという事もいいけれど、 その中で何を感じ、 どんな波動を発したかが大切。 だから旅は、何も観光地でなくてもどこでもいい。 キャンピングカーは、そんな私の 心の成り行きを手伝ってくれる優秀なグッズです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.07 05:55:45
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