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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 ちょっとした事件がありました。 12月20日に島を出て、 いつもの通りにキャンピングカーを 駆使して埼玉に向かいました。 カミさんと娘と私の3人。 目的は、フィギアスケート観戦。 私はフィギアは見ないで、 単なるアッシー君として一緒しました。 12月5日に車検が終わり、 バッチリと点検済みのキャンカーなので、 安心のスタートです。 この日は、天候が荒れるということは解っておりました。 案の定、本土に渡ってからは雪。 石巻に着いたら大雪に変わり・・・ 途中のコンビニで、 私のちょっとしたミスで 車のキーを壊してしまった。 車のドアに思いっきり挟んで、 バラバラにしてしまった。 キーのプラスチックの部分が無くなって、 ぎざぎざの差し込まれる部分だけになって・・・ 石巻市内の合い鍵屋さんに飛び込んで、 合鍵を作ってもらったからいいんだけれど。 なんか、ゲンが悪いな~~と、ふと思う。 家族がフィギア観戦している時間、 私は何をしていようかな~~と。 20日から24日までの5日間、特に何もない。 本はたくさん持ってきた。 ジョギングの支度も万全だ。 それでも、時間は有り余る。 そんなことは解っていたけど、 ふらふらと付いてきてしまった。 今までもこういうことはあったけど、 私が付いて行くのは初めて。 なんで付いて行ったのだろうか。 三陸道から東北自動車道に入り、 菅生SAに立ち寄り南進。 SAを出て2分後くらいか。 ゴトゴトという異音あり。 よく道路に溝が切られていて、その音かと。 その音がだんだん大きくなる。 停車してチェックするわけにもいかない。 「この音、道路の溝だよね~」 と、自分の不安を共有し払拭しようと カミさんに声をかける。 そうそう、一か月前に関西方面に旅に出て、 京都から奈良に向かう途中だった。 アクセルをOFFにすると、 カタカタ、コトコトという異音がする。 アクセルを踏むと音が消える。 こんなことが続いた。 そういえば、出発前にタイヤを 冬タイヤに交換したばっかりだ、 タイヤ屋に聞いてみようと思いTEL。 現象を説明しても、原因は解らないと。 ここも高速道路上だったので、 一般道に出てからチェックしようと そのまま1時間くらい走って奈良に入った。 奈良に入り停車してタイヤを見たら、 やはりホィールボルトが緩んでいた。 しかも、全部のボルトが少し緩んでいる。 6本×4カ所。 これが原因かと思い増し締めする。 そして走行したら、異音は消えた。 冬タイヤ交換時に、 プロにやってもらったので、 締め忘れなんてあるのか?? トルクレンチを使って締めたので、 締めが甘かったという事も考えづらいし。 増し締め後、問題なく500km以上も走って 石巻について車検に出したんだよな。 今回の異音も、そのことが頭をよぎり、 「奈良では1時間以上も走ってから・・・」 という事だったから、少し余裕ができた。 高速道路だから、路肩に停車して 確認することができないし、 次のPAまでゆっくり走って行くかと。 そしたらなんと、異音発生から 2分くらい経ってからか。 ガツーンという音と衝撃が車を襲った。 ドアミラーで後方を見ると、 運転席後ろのタイヤが外れて見あたらず、 ホィールドラムが道路に接地して 火花を散らしている。 ハンドルが暴れだし、 コントロールしづらい!!! 何で~~~! 奈良の時は1時間以上も余裕だったのに・・・ 下手な所に停めれば追突の危険があるし・・・ 停めるったって、路肩しかないし・・・ タイヤの脱落から停車まで、 数秒の間、いろいろなことが頭をよぎった。 選択肢がないことは解っている。 路肩の向こうはカードレールで、 その向こうはすぐに急な傾斜地。 でも、何とか出来得る限りに左に寄せて 停車することができた。 それでも、キャンカーは巾215cmとデカいので、 走行車線の白線ギリギリだった。 すぐに、追突を想定し、 必要な物のみを車から出し、車外へ。 外は、雪交じりの氷雨が横殴りで、 視界が悪い上に若干のカーブ。 キャンカーの脇を、 猛スピードで水煙を舞い上がらせて 大型車が通過する。 それが、切れることがない。 「ああ、キャンカーは追突されて オシャカになるな。」 と覚悟した。 カミさんと娘が無事なら、 車なんかどうでもいい。 ハザードランプを点灯し、 発煙筒を探し、三角板を探した。 でも、突っ込まれる可能性がある中、 後ろのトランクを開けて ガサゴソ探す心のゆとりはなかった。 取りあえず、2人の身のみを 傾斜地を少し登った脇に移動し待機。 発煙筒は、せいぜい2分? くらいしか持たなかったか。 娘に保険会社に電話してもらい、 私はたまたま黄色い傘があったので、 キャンカーのずっと後方に移動して 路肩から傘を振り続け、 後ろから走ってくる車両に 異常を知らせようとした。 腕が棒のようになっても ずっと振り続けた。 写真を撮る気にもなれない。 あ~あ、今記事を書いていて、 思い出すだけで背中に汗が流れる。 取りあえず、ペンを置く。 続きは後で。 少し、息を抜く。 3人とも無事で、 キャンカーも追突されず。 しかも、奇跡としか思えないことも起こった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.24 06:18:33
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