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カテゴリ:人生観
ようこそ、お越し下さました。 4月1日からシーズンの宿泊予約を開始しました。 昨年は、震災から久方ぶりの 海水浴開催ではありましたけど、 お客様の反応は今一でした。 震災前の半分以下といったところか。 今年の夏は、反応の鈍かった昨年よりは 本来の形に戻るかなといった感じです。 我がペンションは、 この春は工事業者のお客様の利用が多くあり、 ちょっと忙しいといった所。 その合間を縫って、 今年の冬の薪作りの為の 伐採をやっています。 シーズンに向かって、 修繕すべき所もいくつかあり、 夏前にちょっと旅にでもといった考えを 捨てなくちゃあならないかな。 さて、「ヘビーな体験」って書きましたけど、 プライバシーやら何やらで 詳しく書くことができません。 大雑把に言えば、 近しい人の生死に関わることに 遭遇したという体験でした。 予期せずに呼吸なし、 心臓停止の状態のBさんに 遭遇してしまった!!! 「これって、死んじゃっっているの?」 「どうすりゃあいのさ!」 私の頭の中は真っ白で・・・・・ 「うむ、まずは蘇生処理をしなくっちゃあ。」 と思いながら、何をすればいいんだ、 そうだ、胸を叩こうと素人なりに判断し、 10数回胸と背中を強く叩きました。 そしたら、何とか息を吹き返し呼吸をすることに至ったという、 あまり好んで体験はしたくない事件でありました。 後の病院での話だと、 心筋梗塞が原因で 倒れたらしいとのこと。 前回の友人Aさんといいこの度といい、 なんか人の生死に関わる体験が立て続けに起こり、 ちょっとびっくりしています。 Bさんは2週間の入院で今では 普通に近い生活をすることが出来ています。 私も10年前の8月、 自宅が火事になりました。 出火原因はベーコンを作っていた 火らしいとのこと。 それは早朝のことで、私一人。 何とかしようと一人で初期消火に努めましたが、 火の勢いはそれを上回り・・・ 少しして、消防団の方々がやってきて、 一緒に消火活動をしましたが、 私は煙を吸って病院に担ぎ込まれ、 一酸化炭素中毒で 生死を彷徨う 体験をしました。 その時は、幸運が次から次と訪れ、 何とか今世に引き戻され、後遺症も無く??? 今に至っております。 島の七不思議の一つかな(笑) 後で医師に聞いたところ、 二酸化炭素は血液中のヘモグロピンに酸素の 200倍の吸着力で吸着し、 酸素を押しのけて体内を 無酸素の血液が巡るそうです。 すると、体中が無酸素状態になり、 まず脳が壊死していく。 脳のどこが、どの程度破壊されるかによって、 後遺症の幅は違ってくるらしいですが、 多くの二酸化炭素中毒の方が、 助かったとしても重い後遺症に苛まれると聞きました。 私の場合は、いったいどうなっているのでしょうか。 多くの幸運と書きましたが、 通常の医学では判断しきれない、 何かの力が加わったとしか思えない経過で・・・・・ でも、一時は生死の境目で 右往左往したことに変わりません。 そういう体験をすると、 生き返った自分のそれからの生は 「いただいた生」、「おまけの生」みたいな、 随分と得をした気持ちになりました。 損得で言うと不謹慎ですが、 今生で何かやり残したことがあるのではないか。 今生の完結には至っていないのではないかと。 多くの存在に助けられて生かされた自分、 いつかは今生にピリオドを打って 彼岸に旅立つのですが、 その時期が少し伸ばされたということで、 それからの生は、 今までの自己中の生き方から惜別し、 少しでも周りに感謝して生きようと 強く決意したものでした。 Bさんも、きっとこれと同じような 心持になることでしょう。 私の場合、どうにもならないと 天が感じたか、強硬な手段に出られましたね。 この貴重な体験は、 その後の私の霊的進化に 大きく影響を与えられました。 無条件の愛だとか、光になるとか、 そんな言葉が精神世界では誰もが言っておりましたが、 (私も、よく言ってたな~~) そんな小難しい言葉の羅列より、 もっと身近に為すべきこと、 それは「感謝」なんだということに 気付かされました。 与えられた生を、 例えどんなことがあっても 刹那刹那に有難く感謝することが、 何をさておいても根底に流れる ベースなんだという事を。 Aさんは身罷られ、 Bさんは今世に引き戻されましたが、 高みに行く道程は人の数ほどあるのでしょう。 改めて、大切なことを確認させていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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