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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 天橋立を望む山の中腹にある、 西国三十三所観音霊場二十八番札所、 成相寺に寄せていただきました。 天橋立から少し上がった所にあり、 眺望が素晴らしい所。 ここで言っている「成り合う」とは、 願いがかなうと意味だそうです。 寺伝によると、 一人の僧が雪深い山の草庵に篭って修業中深雪の為、 里人の来住もなく食糧も絶え何一つ食べる物もなくなり、餓死寸前となりました。 死を予感した憎は「今日一日生きる食物をお恵み下さい」と本尊に祈りました。 すると夢ともうつつとも判らぬ中で堂の外に 傷ついた鹿が倒れているのに気が付きました。 僧として、肉食の禁戒を破る事に思い悩んだが命に変えられず、 決心して鹿の腿をそいで鍋に入れて煮て食べました。 やがて雪も消え里人達が登って来て、 堂内を見ると本尊の腿が切り取られ鍋の中に木屑が散って居ました。 それを知らされた僧は観音様が身代わリとなって助けてくれた事を悟り、 木屑を拾って腿につけると元の通りになりました。 天橋立観光協会HPより このお話から、成相寺の本尊は 身代わり観音として有名な聖観世音菩薩です。 大変美しい観音様と言われているので、 本堂で目を凝らしてみましたが、 残念ながらそのお姿は遠くて暗いため よく見えませんでした。 紅葉のグラデーションが美しい 「願えば叶う」という言葉はよく聞きます。 私の体験の中でも、 これは何度も経験させていただいております。 スポーツの世界でも、 「こう成りたい」と子供のころから強く思い続けると、 それが実現したという例はたくさんありますね。 「思い」は、事を為すための 重要なエネルギーと考えます。 「思い」は、強く思う事で それが現実に近づき現世の人生が形成される、 と信じ切ることが大切と思います。 この日も、観音様にこうして旅を 続けさせていただいていることに、 深い感謝の気持ちを祈らせていただきました。 そして、再び京都経由で今日の泊地である琵琶湖湖東にある 「道の駅琵琶湖大橋米プラザ」に向かいましたが、 こんなことがありました。 大津市で、車のナビが 「ななめ左方向」に行けと言う指示に。 ところが「ななめ左方向」は2本ありました。 そこは、ちょっとややこしいインターチェンジになっていて、 結果として間違った道に進んでしまった。 「まあいいか」と思い、 そのまま進んで元の正しい道に戻ったら、 なんと軽ワゴン車が横転して 反対車線に転がっているではないか!!! 事故後すぐの時だったらしく、 救急車も来ていず、 やじ馬も集まり始め、 ドアをこじ開けて救出しようとしている人も現れと、 大変な状況に出くわした。 その時、思いました。 「ななめ左方向」に間違わずに進んでいたら、 この事故に巻き込まれた? いや、横転してていたのは この私達が乗っているキャンカーだったのではないか・・・ そんなことが頭をよぎったのです。 カミさん曰く、「観音様が助けて下さった」と。 「どなたかの存在が、いつも見守って下さっている」 と私よりも強く思っているカミさんは、 早速手を合わせていた。 すぐに頭をよぎったこの歌。 何事のおはしますをば しらねども かたじけなさに 涙こぼるる 西行法師 「運がいい」「偶然だ」と言われる事は、 そのすべてにある「思い」が強くあって、 その力が“時空”すらも捻じ曲げるくらいの 強烈なエネルギーが介在していると思われる。 だから、「感謝」なんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.21 05:39:36
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