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2014.11.23
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ようこそ、お越し下さました。





旅も、25日になろうとしております。

DSCF6401.jpg

早朝の「道の駅琵琶湖大橋米プラザ」からの朝焼け


私の朝は、毎日暗い内から起きていますので、

その日の夜明けを迎える時が

楽しみの一つとなってます。

だから、このような朝焼けが見られる日は、

「又今日も、素敵な一日が迎えられる」と、

思わず手を合わせてしまいます。



この日の予定は、比叡山です。

世界遺産である観光地は、

この時期は紅葉と相まって大変な人出となります。

こんな時は、朝の開門と同時に寺内を廻らないと、

とんでもない人混みに遭遇してしまいます。

そして、出来れば11時頃までに切り上げること。

これを過ぎると大変なことになる。



それからはランチをいただき、

キャンカーで昼寝を楽しみ、

夕方前に温泉に身を浸し、

夕食の買い物、そして泊地へ。

こんなのんびりとしたペースがいいみたい。



さて、比叡山延暦寺。

平安京では陰陽思想である鬼門の方向に、

京を守護する比叡山延暦寺が建てられたとされています。

それを日本天台宗を

確立するために任されたのが、

ご存知の伝教大師最澄ですね。

最澄は、空海と共に共に渡って

経典を数多く集め、

日本に持ち帰った僧ですね。


ここに、「不滅の法灯」という、

1200年間消えたことがないとされる

法灯があります。

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しかし、織田信長の「叡山焼き討ち(440年前)」の際には

「不滅の法灯」は確かに消え去っているのです。

何もかにも火を放たれて灰塵と帰したからです。

なのに1200年も受け継がれているということは、

法灯は分灯され

「立石寺(りっしゃくじ・山形県山形市山寺)」

で灯し続けられていたのです。

その後、立石寺のお灯明を

元の延暦寺に再分灯されたと言われています。

DSCF6397.jpg

比叡山東塔の中心となる根本中堂です。


DSCF6398.jpg


「一隅を照らす、

これすなわち国宝なり」


とは、最澄の有名な言葉ですね。


一隅(いちぐう)とは、今、あなたがいるその場所。

自分の置かれている場所で、ベストを尽くして照らす。

あなたが光れば、あなたの周りも光り、

その小さな光が集まって、日本を、世界を、

やがて地球を照らそうという教えですね。



お釈迦様が言われた

「自灯明」

という事でしょうね。

この生き方は、ある意味で

「自分を無くす」

ことから始まり、

その中に

「自分を見出す」

ことに終わると考えます。



3次元社会の

制限のある世界で、

「自分を無くす」あるいは

「自分色を薄める」ことが、

仏教の修行の根幹を

なしているとも言えましょう。




その道は、果てしなく

遠いと思われましょうが、

まず一歩から始めたいね。






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Last updated  2014.11.23 06:40:35
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