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カテゴリ:旅
ようこそ、お越し下さました。 旅からいつもの日常に戻ってみると、 待ってましたと言わんばかりに電話が鳴りっぱなし。 旅でお金を使い果たした私の懐具合を心配してくれたのか、 宿泊予約や料理の注文が届きました。 この時期は、1年で最もお客様の少ない時期。 ありがたいことですね。 旅から帰ると、いつも旅の日々に想いを巡らせます。 「遠くへ行きたい」という旅番組がありますね。 その番組の主題歌を「ジェリー藤尾」が歌っています。 最近は、新しい人が歌ったっているのかな。 ♪ 知らない街を歩いてみ~た~ぁい ♪ このフレーズって、私好きなんです。 子供の頃からですかね、これって。 知らない道を歩くの。 学校の行き帰りも、 いくつかの登下校のコースを 毎日変えてた気がします。 新たな発見を期待していたのか、 好奇心旺盛な子供だったのかな。 こんな気持ちって、 きっと誰でもあるよね。 その思いは大人になって 歳を重ねた今でも変わることなく、 心に宿している。 長期の旅ができそうだとなると、 「遠くへ行きたい」となる。 「こうだから行きたい」という理由は あまりないような気がする。 何も神社仏閣や絶景を訪ねる事のみが 旅ではないと思う。 勿論、それもいいけどね。 知らない街なら、どこでもいいって感じ。 旅先で、他愛もないことをするのがいい。 それは、普段と同じようなこと、 スーパーや市場でどんなものが売られているのか、 どんな食べ方があるのか、 店員としゃべったり、 床屋に行ってさっぱりしたり、 暖かい日だまりで本を読んだり、 歩いたり自転車で散歩したり、・・・ 昼寝したり、ブルーレイで映画を見たり、 近頃は自転車で散歩が多いかな。 自転車だと、結構な距離を移動出来たり、 歩きと同じ目線で自転車を転がしてみたり、 それでもっていろんな所を覗いて歩く。 これがけっこう楽しい。 九州別府からフェリーで大阪着。 大阪から向かったのは、 毎年滞在している奈良県明日香村。 滞在地は、甘樫丘(あまかしのおか)の無料駐車場。 大和三山の一つ、畝傍山。 その向こうに見える双子の山が大津皇子が眠る二上山 奥が耳成山、手前右が天の香久山 奥の右が葛城山、その左が金剛山 この三枚の画像は、甘樫丘展望台からの画像です。 甘樫丘は、曽我蝦夷や曽我入鹿の 屋敷跡とされています。 蘇我入鹿(そがのいるか)は 645年の大化の改新で 藤原鎌足(かまたり)らによって 殺害されてしまいましたね。 そんな、仏教の力を借りて 日本を統一しようとしていた、 飛鳥時代の舞台となった所。 このあたりの田んぼや畑は、 どこを掘っても遺跡が出てくるといった、 歴史好きにはたまらない所です。 この辺りは、観光客向けの 無料のトイレ併設の駐車場がいくつかあります。 そこに陣取って、 明日香村や橿原あたりを 自転車でうろうろと4日くらいいたかな。 一カ所に数日滞在していると、 ずっと前からそこに住んでいたような錯覚に陥ります。 九州でも、数日滞在していたところがいくつかあります。 宗像、湯布院、高千穂、佐伯、臼杵、別府・・・ その地で地の野菜や魚をいただき、 キャンカーで自炊する、 歩くって、その地の空気を感じて エネルギーに変換する作業なのかなって思っちゃう。 だから、つまらない地などどこにもない。 どこも素敵な所。 また行ってみたいな。 甘樫丘の近くで発見した、青みがかった白梅。
普通の白梅の花は、額が赤っぽいよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.02.21 08:41:14
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