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カテゴリ:人生観
ようこそ、お越しくださいました。
入院して3日目。 昨日の午後、膀胱癌の手術を行いました。 表在癌という膀胱内の表皮の粘膜に 根を張った軽度の癌と、 粘膜の下の筋層にまで根を張った 中度の癌の間くらいの進行度でした。 よって内視鏡による電気メスで 組織を削り取る手術でした。 不幸中の幸いとでも言いますか、 膀胱摘出といった転移が予想される 重度の癌ではなかったので、 明日には退院できるような話も出ました。 しかし、数ヵ月後、数年後の検査で 再発や転移が発見されるケースも多くある。 口では「軽くすんで良かったよ」と言いながら、 再発や転移を意識していなくてはいけない。 それにしても、なんとして有難いことです。 守られています。 取りあえずはこの程度で済まされたのですから。 今ある命を、限りある命を大切に大切に使いたい。 どうすれば命を大切に使えるの ? 今思うことは、寛容であり、 許すことであり感謝であると思う。 昔から、「大きな病を経験すると、人は寛容に成れる。」と言われます。 大きな病は、同時に「死」を意識します。 死にたくない。 何で俺が死ななきゃあなんねんだ!!! とね。 でも、残念ながら人は誰もが例外なく死が訪れます。 突然、それが訪れるのと、 死期を事前に感知してその時に 備えることができる場合とがある。 その時が来るまで、どう生きるのかという自身への問いかけ。 そして、その時が来た後どうなるのかという疑問。 これらが脳裏をかすめるのではないか。 私の場合は、いつもこのブログに書いておりますが、 この生が終わった次の生が、 より自分の思い描いたステージに移行するための、 残された日々を過ごすことであると決めております。 寛容でありたい。 どんなことでも許したい。 例え逆境であったとしても、感謝の念を持ち続けたい。 これが、私の心からの願いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.06 16:37:48
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