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カテゴリ:徒然うさ
今年も年明け早々から、凄惨なニュースが多いようですが、悲しい気分はこのページの趣旨にそぐわないので、多くは語らないことにしましょう。 それにしても、誰もが自分の利益しか考えない世の中です。 こう思われていますが、しかし一方で、私のような者の利益を考えてくれる人もいます。 楽天からのメールでは、「お得ですよ」とか、「残りわずか」と教えてもらえるし、道を歩いていても、「魂を救ってやる」と言われたり、「金を貸してやる」と書いたティッシュをくれたりします。 私が、魂の救いを求めており、金が無いことを、どうやって知るのか不思議です。 なかには、私の自宅や事務所に電話を掛けてきて、「お前だけに儲け話がある」とか、「いい節税法がある」とか、「今がチャンスだ」と教えてくれる人がいます。 私は、ファイナンシャル・プランナーでもあります。 ハイ・リターンには、ハイ・リスクがつきものだという事を知っています。 それに長年の経験から、「自分だけ大きな利益を得ようとすると、必ず損をする」という法則が成り立っていると確信するようになり、最近では、「私だけは、何をしなくても損をする」という法則も成り立っていると感じているのです。 このようなセールスの電話は、大事な時を狙ったかのように掛かってきます。 お好み焼きの最初の一口を味わっている最中とか、唐揚げ弁当の最後の唐揚げを口に入れた瞬間という、最も大事な時に掛かってくるのです。 電話を掛けるなら、佐々木さんから仕事の催促をされている最中とか、事務員の中田さんに叱られている最中にして欲しい。 そこまで都合のよい時でなくても、数年に一度訪れる、暇を持て余して人恋しい時とか、数百年に一度訪れるであろう、金の使い道に困っている時とか、あるいは、せめて私が留守の時にして欲しいと思います。 最近の電話セールスの話法は巧妙で、本当に旨い話に思えます。 しかも、かなりの情報を握っています。 (そのわりに、私が貧乏だという情報は握っていない) なかには私を「センセイ」と呼ぶ人間もいて、こういう人間は、私の情報を的確に握っていると言えます。 少なくとも、私が政治家、教師、医者、弁護士、作家などのように、尊敬を要求する、愚かな種類の人間であることを知っています。 (私の名前が「センセイ」だと思っている可能性もあるが) そもそも資格や免許などは、その試験に合格すればいいのであって、合格者を尊称の対象とするかどうかは、個人の判断に委ねるべきものです。 しかし、「センセイ」と呼ばれると、無下に電話を切れないのは、我ながら情けないところです。 私の性格までも把握されているのです。 こういう事実から判断して、何者かが名簿を売ったに違いありません。 私と関係ある者が売ったために、私の周囲で何人もの人が迷惑をこうむっているのです。 非常に嘆かわしく、残念なことです。 こんなことなら、私が先に売っておけば良かった。 最近の電話には、受信したくない電話番号を登録しておくと、着信音を鳴らさない機能があります。 これなら、電話に出たくない相手からの電話に、悩まされることも減るでしょう。 そこで、着信拒否機能のついた新しい電話機を買ったという友人に、使い心地を訊ねようと、数日前から電話していますが、ずっとつながりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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