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テーマ:愛しき人へ(903)
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昨日はセミナーに参加してきました。
なんと、会場は老人ホームでした。 コーチング・スキルの学習のつもりで参加しましたが、テーマは「愛と感謝のコミュニケーション」だったようです。 私を知っている人には解かるでしょうが、「愛」「感謝」「完了」(←終了ではない)「承認」「幸せ」など、およそ私に似つかわしくない言葉の存在を学んでしまいました。 それにしても、珍しく私の日常を何故ここに書いているかというと、これを読むに違いないあなたへのメッセージです。 あなたには「愛の実感」が不足していませんか。 言葉のコミュニケーションが不足すると、存在が希薄になってしまいます。 人の認識、認知は、言葉によってもたらされるものだからです。 愛は物理的な存在ではなく、生命の本能を情緒的な言葉で表現したことによって存在する「不確かな存在」といえます。 (↑昨日の講師の言葉ではありません) (私の言葉では、「愛は執着」です) 実感を生むのは、現実のリアリティです。 しかし、目の前の「人そのもの」は現実として実感できますが、目の前の「人の愛」を現実として実感できるでしょうか。 あなたの「彼の肉体」や「彼との出来事」「彼の言動」は確信できます。 触れ合うことも、抱き合うこともできます。 ・・・でも、「彼の愛」は。 ・・・では、「私の愛」は。 古今東西の過去の教典や文献、聖書などには「愛」は名詞としてではなく、動詞として「愛する」という言葉で存在する場合が圧倒的に多いそうです。 (↑昨日の講師の言葉です) 私の解釈では、これは「愛」は不滅のものとして存在しない、「存在し難いもの」、もしくは「実感し難いもの」であるが、「愛する」ことは行動という現実のリアリティがあるから、「実感し易い」と考えます。 「愛」を求めてはいけない! 「愛する」のです! そうすれば、愛の存在にリアリティが増すでしょう。 さて、その“愛する”という行為ですが、ここで重要なことを、あなたに教えましょう。 耳をかっぽじいて(刮目して)、よく聞いて(読んで)下さい。 (ここからは私のちょっとしたヒミツの専門的得意分野ですからね) (私が言うと信憑性に欠ける気がしますか??・・・私も同感です!) 恋愛関係や家族関係を良好な関係を保つには「交換的」に考えないこと! 人間関係には交換にもとづく関係と、共同にもとづく関係が存在します。 どちらを重視するかによって、人は相手の行動に対する関係が極めて異なり、お互いへの援助の仕方なども異なるため、大きな誤解を生みやすいのです。 ペアが関係を維持し発展させるには、お互いに援助し合い、助け合わなければなりません。 そのとき二人が“交換”と“共同”、どちらの人間関係に基づいて行動しているかによって、関係がスムーズに進んだり、ギクシャクしたりします。 ビジネスの場面などでは「交換的な人間関係」が、仕事を円滑に進め、利益につながります。 このため、交換的な人間関係を重視するタイプの人が上手く適応できます。 しかし、恋人のような感情を中心とした人間関係を基盤とした結びつきの場合、交換的な人間関係で対応していると、対立する場面が多く生じて、関係が行き詰ってしまう場合が少なくありません。 むしろ、“共同的な人間関係”を重視し、損得やギブ&テイクにアバウトに対処し、相手の利益を自身の喜びとするような人間関係で結びついている方が上手くゆくというのは、ほぼ間違いないでしょう。 相手の喜びによって、その後に自分にもたらされる喜び、ではなく、相手の喜び=自身の喜び。 相手を愛することによって得られる自分の愛の実感ではなく、相手を愛すること=自分の愛の実感なのです。 ところで、もっと理解を深めるために、以下の4項目にイエス・ノーで答えてみて下さい。 【Q1】 人から援助されたら、すぐにお返しをして、その恩に報いたいと思う 【Q2】 助けてあげたのに、お返しが無いのは気分が悪く、利用されたかも知れないと感じることがある 【Q3】 共同の仕事の報酬は、平等に分けるのではなく、貢献度により分配すべきである 【Q4】 助けてあげたら、お礼や感謝の言葉が欲しい 以上の4項目中3項目以上がイエスのあなたは、交換的人間関係を重視するタイプ 3項目以上がノーであれば、共同的人間関係を重視するタイプでしょう。 (責任は持てません) ちなみに、共同的人間関係を重視する人の典型的回答は、このようになります。 【A1】 人から援助を受けたとき、すぐにお返しを考えるより、ありがたく受け取り感謝する 【A2】 自分が援助したことにお返しがなくても、不当に利用されたとは感じない 【A3】 共同の仕事の報酬は、平等に分ける方がいい 【A4】 援助はそれ自体が自分の喜びなので、お礼や感謝の言葉がなくても気持ちがいい どちらかといえば、交換的人間関係を重視している人はビジネスで成功する可能性があるが、恋愛関係ではギクシャクし易いでしょう。 男女の対立が生じたときは、交換的ではなく、共同的に捉えることができれば、トラブルは減少するはずですなのですが・・・。 不思議なことに、同棲や結婚など“共同”生活を始めると、トラブルが増加しますが、その理由については、また改めて検証しましょう。 〔追伸〕 いつもと違った真面目な内容になってしまいましたが、恋愛の心理分析にはネタが多いので、好評であれば続編を書くかも知れません。 (例によって、当てになりません) 〔追伸〕2 昨日のセミナー講師の著書です。 共著が多いのですが、十冊以上は書いているようです。 話が上手で面白いので、どこか近くでセミナーがあれば参加してみるのも良いでしょう。 子どもとのコミュニケーションにも非常に参考になりますよ。 ↓ ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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