杭州 富陽工場見学
今日は、杭州 富陽市にあるK社を訪問しました。人口62万人、兵陵面積75.7%、水域面積5.6%、平野18.7%K社の工場は1F~3F,隣には社員寮も備えてある立派な建物でした。坪数で4400坪!!工場内見学も2時間ほどかかるくらいの広さで驚きました。工場内は、 製造業で約200名の中国の方々が働かれておりました。その中に、自己経営社員セミナー卒業生の姿も!!A君は単身赴任で、中国へ!がんばっている姿が嬉しかったです。作業者は一生懸命、単純作業ではありますが、仕事に取り組む姿勢が、今の中国の発展を物語っていました。とにかく出来高制の成果主義ですので、休まずにひたすら作業を続ける姿が印象的でした。 出来あがってくる製品の品質管理、在庫管理も非常に厳しくチェック管理されていました。また整理整頓がきちんとされており、日本の製造業を見ているようでした。(社長の教育がゆき届いていると感じました)益々、中国市場に向けての生産量アップに伴い、生産管理、良品率アップを目指して会社一丸となっていく雰囲気が漂っていました。実は、この工場を仕切るのは、30歳の女性Uさん総経理でした。Uさんは日本の工場に研修生としてきたのがきっかけで、工場を任された経緯のようですが、まさか自分が工場を仕切る立場=総経理になるとは夢にも思っていなかったとのこと。まさに本音だと思います。1人1人が主役、1日1日が勝負とK社の社長は常に話をされており、3現(現場、現物、現在)を大事にする、優秀で能力、人間力の高い人は、どんどん活躍する場がある会社です。勢いを感じることができましたし、若い経営者が夢に向かっている姿は、非常に刺激を受けました。『Uさんに先のことで不安はないのですか?』とお聞きしたところ、先がどうなるかなんてわからない。そんなことを心配するよりも、今、この今を懸命に生きることが大切と力強く答えられました。まさに、どの方も今の日本にはないこの今にチャレンジする力強いパワー。失敗しても成功するまでにやめるから、失敗なのだという中国人経営者の言葉が今も忘れられません。。尖閣諸島問題に揺れていた日本。そんな中私は中国へ行きました。そして、日本の過剰な報道にも驚きましたが、中国の方々は、まったくそんな報道は気にしておらず、今を必死に生きている印象でした。日本の尖閣諸島問題は、政治的には大きな問題ですが、今の中国で暮らす人たちには、大きな影響はでていないし、関心も薄いそんな印象です。ただ、経営には影響がでており、輸出の規制などをかけてきており、経営者には悩ましい問題です。私がこの中国の2日間の視察で感じたことは、2つです。ひとつは、今、世界のあらゆるものが上海に集まっており、郊外にも工場の建設ラッシュ、インフラの整備が完璧であり、まだまだ伸びる国であると感じられたこと。ふたつめは、中国の経営者の質の高さ。日本人に劣らず勤勉であり、そして、今の日本にないパワーを兼ね備えている。女性も元気で、中国では女性の経営者も多く、家庭内でも女性は強いとか(笑)この中国と日本は戦うもしくは共存していかなければなりません。ビジネスでも政治でも相手のことを知り、よりお互いの相乗効果を発揮できるような関係を気づいていくことこそ、今日本に必要なことであり、外交を強化していくことが重要です。初めての中国はあっという間でしたが、非常に充実し、またここには書ききれない楽しいこともたくさんありました。お世話をしてくださったKさんをはじめ、O社長、A社長、U社長、本当にありがとうございます。お仕事で御返しできればと思いますし、日本で御返しさせてください。多くの経営者の皆様の温かいお出迎えに感激し、同時にまた中国を訪れたいと心から思いました。そして次回中国へ行くときには、また上海などは大きく変わっている気がします。どんどんスピードアップしてくる勢いがあります。そのスピードに負けないように、自分たちができること日本のよさを再確認し、仕事にまい進したいと思います。有意義な投資ができ本当に充実した時間でした。今年度一番のよい時間とお金の使い方でした。(笑)アジアで訪問できていない国で、韓国、台湾に来年あたり行ってみたいと思います。もちろん視察先は探していきたいです。ここには書ききれない部分は、また直接お話しましので、周りの皆様はぜひお声掛けくださいませ。長い文章お読みいただきありがとうございます。