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3月3日も過ぎまして、お飾りになっていたお雛様はもうかたずけられましたでしょうか?
さて、お雛様にまつわる女性として気になる口伝の一つが・・・ 「3月3日が過ぎたらすぐに片づけないと婚期が遅れる」 という、世にも恐ろしい(笑 もの。 私は病院に勤めているのですが、季節感のない病院で御年輩の方の為に季節感を出して楽しみましょう・・・という取り組みがけっこうあちらこちらの病院で見られるようになってきたように思います。 たとえば、七夕を病棟で飾って患者さまに願い事を書いて頂いたり・・・。 クリスマスツリーを飾ったり。 そして、昨年から勤めている病院の作業療法室(リハビリの一種)には、 昔に御寄附を頂いた豪華な7段飾りのお雛様が鎮座ましましておられます。 ええ、5日現在もw。 「行き遅れる~~~~~~」という悲痛な叫びが幾筋か上がる中、 業務と天候不順でそのままになっていた今朝の事。 患者さまが裏技を教えてくれました。 それは 『男雛と女雛を後ろ向きにするといいんだよ~。』 瑚月、走りました(爆 その方いわく・・・。 「片づけが遅れると行き遅れるってのは、片付けが出来ない家の娘はしつけが出来ていないから、嫁のもらい手がなかなか見つからないよ」 と、いうことだとの事。 今日一日は、それが患者さまへの「ネタ」になりましたが、 帰ってから調べてみましたら、なるほど「早く片付けなさい説」には大きく分けて3つあるようです。 1)「厄払い説」 流し雛にあるような、ひな人形に子供の厄や災いを移して流す・・・という考えから。 もちろんこれは、紙などで出来たひな人形で、豪華なひな人形は流せませんがw、 いつまでも身近に置かないで早く片付けて災いを遠ざけた方が良い・・という考え方ですね。 2)「結婚象徴説」 雛人形は婚礼の様子を模しているので、飾る時期を結婚になぞらえている・・・という考え。 「早く片付く=早く嫁にだす」という感じです。 この場合、「お雛様はなるべく早く飾って(早くお式を挙げて)、早く片づける(早く嫁にだす)」という感じになります。 3)「しつけ説」 そして最後が、上記にあるような「しつけ説」です。 お雛様は出すのも大変ですが、出す時は楽しさで以外に苦にならないのですが、 片づけは・・・・orz。 いざとなると面倒になりがちです。そこで、「片付けも満足にできないようではきちんとした女性になれず、いいお嫁さんにもなれませんよ」という事から「お雛さまを早くしまわないと嫁に行き遅れますよ」と言ってしつけたそうです。 お掃除の大切さはこのブログでも何度か行っているのですが、 3大家事である「調理」「洗濯」「掃除」の中で、「やらなくても何とか生活出来ちゃう」のが「掃除」なんですよね(笑。 年末に大掃除をして、1月から本格的な冬の寒さを迎えます。 旧暦の3月3日は今年で言えば「4月16日」です。 本格的な春の到来の時期であり「芽吹き」の時期であります。 と、同時に身体の中では活動が始まる時期でもあります。 もともと、冬は「冬眠」のように、活動を少なくするサイクルに入ります。 発汗も少ないうえに、暖房などで空気が汚れがちになりながらも、外で新鮮な空気を吸う時間は少なくなりがちです。 ゴロゴロしていると、空気だけではなく、目に見える何かがお腹周りに~~~。 など、身体も貯めこみモードになります。 そんなひと冬身体にたまった悪い物を外に出そうとする時というのが春だそうです。 漢方の考え方の一つですが、花粉症も冬の生活の毒が溜まってアレルギーになるまでの限界点に達しやすくなっている処に花粉が加わり発生する・・・という考え方があります。 (くしゃみ・鼻水で害になるものを外にだすという緊急手段に出るという感じ) けど、確かにこれは一理あるんですよね。 そんな、身体もお掃除な大事な時期ですから、 お雛様の「片づけが大事」というのは、 心身・身の回り共に「着飾る事だけが綺麗ではなく、片づける事も「綺麗」ですよ」 に繋がるように感じた瑚月でした。 ちなみに、男雛様と女雛様を後ろに向けるのは すぐにしまえない場合に、「お帰りになった」「眠っていらっしゃる」 と解釈するそうです。 地域によっては、旧暦の3月3日(4月16日)までお飾りしている処もあるそうですが、 なにぶん一年に一回のご出場で、残りを箱の中で過ごされる方々。 片づけは、「天気がよく乾燥した日にしまわないとカビの原因になりますから、 雨の日などは避けましょう。」 という事です。 しかし、日本は旧暦とグレゴリオ暦の二つがあって「仕切り直し」をし易い、有難い国ですね~。 正月→節分(厄払い)→旧暦の正月→桃の節句(厄払い)・・・ もうすぐ桜の咲く春。 太陽暦では新年度も始まりますw この厄祓いの日をきっかけに、4月までにお部屋を片付けて「風通し」よくしてもいいかもですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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