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カテゴリ:奈良夢小噺
孟宗な夢物語でございます。
先日セッションをしたならまちのカフェの四つ辻の角に、小さな小さな神社がございます。 いらっしゃるのは猿田彦様でございます。 神社と言うより、祠と言った方がいい大きさ。 セッションの前に時間があったので、ちょっとお参りを致しました。 町内の方のお参りもあったりして、小さいけど地域を守るお役目をされている感じでした。 さてセッションが終わったその晩の事。 お風呂に入っていると、その猿田彦神社からコールがありました。 意識をつないでみると・・・ お願いがあるといいます。 なんでしょうかと尋ねてみると、 浄化をお願いしたいとおっしゃいます。 なんですか?というと・・・、 沢山の子供達の魂や、その土地にまつわる魂達が見えました。 『もう一杯になってしまったのだ。 手狭でこの子がかわいそうだし、これ以上の魂を手元で保護出来ないのだ』 との事。 魂を旅立たせるには、祠さんお一人では難しいとの事。 無垢な子供の魂は、何も知らないゆえに悪いモノに取り込まれやすいともいいます。 神社の結界から、行くべき処に道をつなぐ、 その手伝いを頼まれました。 以前、北陸の道祖神の時もそうだったのですが、 奇麗な魂や無垢な魂の保護者もお役でされているようです。 『この各々の魂の導き手、また本来ある場所にいざないし係りのもの、 ここに天降れ』と、それぞれの魂の導き手を召喚。 旅立った後に、祠さんにお礼を申し上げました。 大体、小さな神社・祠には親神の眷族の方が来てお守りして下さっています。 「猿田彦様の眷族の方ですか?」と問うと、 『そうだ』 と、初めてお姿が見えました。 多分、沢山の子供たちの魂をささえるのに全ての力を出され、 姿を現すだけの余力すらささげてようです。 大きな 大きな お猿様でした。 3m程ありましょうか。 厚い胸板、太い大きな肩と二の腕。 大勢の魂がその肩の上に乗っていたのでしょう。 『これでまた、子らを乗せられる』 やさしい目をしたお猿様はそう言いました。 小さな神社の正式名称は『道祖神社』。 賽(さい)ノ神(道祖神)を祭る地域密着型の神社です。 http://urano.org/kankou/naramati/mati18.html このHPの説明では、昔、他の神社の神様に博打で負けたそうですが・・・。 「本当にされたんですか?」 『いや~、若気の至りでの、ちょっと話し合いをばな・・・』 と、頭をポリポリ・・・ お相手の「御霊神社」ですが、入口左右の台座にお座りしている狛犬の前足に結ばれている紙縒状の紙紐は、町内のお子さんが神隠しにあって、連れ去られ、行方不明にならない様にする為のお呪(まじな)いだそうです。http://urano.org/kankou/naramati/mati12.html#goryou もしかして、先程のお子さん達の魂に関わっているのかと思い、 その由を尋ねたのですが・・・。 お猿様はやさしいまなざしと笑みを浮かべ・・・、 私の胸にほんのりと温かみを残し、去って行かれましたとさ。 奈良の夢小噺なり。 ちんからりん♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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