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神社☆エール!頑張れ日本神霊界

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瑚☆月

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『剣』が甦る”夢” 【 たまのを 】さん

中国版半農半X、202… 塩見直紀(半農半X研究所)さん

ぷち・すぴ ぴ子さん
ゆっくり歩こう♪ さいころりん♪さん
2011.07.15
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ふと気がつくと、神社の社(やしろ)の中に立っていた。
視た事があるこの風景は…、


「…ああ、天河神社(天河大弁財天社)か…。一足先に呼ばれたか?」
月櫻はそう呟いて右手で髪をかきわけた。



ホントは遠方から来る旧友と共に連休に行く予定であった。
それが寝ている間に、引き抜かれて呼ばれたらしい。



天河には若き頃に一回行っており、
挨拶をしているから霊体的(アストラル体的)に行きやすいのは判るのだが、自分の意図とは別にこんな呼ばれ方をしたのは初めてであった。



『さて、確かに世に多く居られる下位の弁財天殿はかなりマイウェイだが…。それにしてもいきなりとは御無体な。
あと二日もすれば、生身で参内するものを…』


眉をひそめつつも、それは神ごとゆえ仕方ないか…と、
見覚えある御神殿に向かって参上の旨を伝えた。



しかし、かの主をお呼びしても返事が無い。
その代わり、招くように御簾(みす)がなびいた。


『はて、来いと申されるか?』

礼をし、失礼しますとばかり、御神体の前に参上すると「扉」が見える。
城門ようなその扉をゆっくりと開けるとそこには…。



また扉が… 。




そのまた奥に又扉が…。


白き道に数多くの扉が立っていた。
その扉の量たるや、伏見稲荷の鳥居の参道のごとし。



しかも坂を上がるように繋がっていた門の道は、そのまま上に行くのかとと思いきや、 ある処からは逆にずんずん下の方に降りていく。



どんどん
どんどん


かなり深く降りていくと…




最後の最後に扉ではなく、
ふすまが現れた。




『ここが終点か?』
正座し、静かにふすまを開けると…。


小さなお座敷に、
小さな女神様が居られた。




座敷に上がったのは月櫻の守護者。
女神様をそっとその手に抱きかかえ、


「そなたが弁財天か?
どうしてこんな奥まった処に居るのだ?」と尋ねた。



すると…


『色々な者が、色々な事をしますたびに、扉が増え…
わらわは囲まれていったのです』




そこで月櫻の目が覚めた。



******************************

「ふ~ん?。色々な者が色々な事って何かしら?。
ていうか、天河弁財天って何の神様?」
奈桜が尋ねる。


「そうだなぁ~。厳島、竹生島と並ぶ日本三大辨財天の一つと言われていて古より水の神として崇められてきた。近くに名水もあるしな。
室町期より能楽にも縁深く能楽資料も多数所蔵し、才智、芸能の神としても篤く信仰され、多くの芸能関係者も参拝している処だ」


奈桜が入れてくれたコーヒーを飲みながら、月櫻はそう答えた。
どうもしっかり寝た気がしない。




「で、ここ数年はパワースポットとしても有名で、色々なヒーラーとか宗教家も訪れたりしているな」



「ああああああああああ、思いだした!。うんうん。聞いたことあるわ。
全国から来るヒーラーさん方が「○○ワーク」だとか「光の○を下ろす」とか 「女神を光臨させる」だとか…、そんなの読んだことある」

治療室の朝の掃除をしながら、奈桜はそう言って手を叩いた。


「夢の女神様がいったのって、その事かしら?」




「…わからん」
そう、月櫻は答え、もうその事は言うなと言う風に今日の診察予定者のカルテの準備を始めた。


たしかに…


己の色をつけたり、
色々な行いの中にある「思考」が檻になったり、
次元をいり込ませたり、



各々が善として思う、それぞれの行いが、フィルターや色になり
本来の「天河弁財天」をどんどん遠い彼方に追いやってしまっている可能性はない事もない。




まだ若き頃、行った時の天河弁財天(神社)は
天河の周囲はシャンバラ系にゆかりがあり山や河からエネルギーが噴き出している場所で、その場所が穢れないように露払いをしている神社…という印


露払い用の、トラップも幾つかあったしな…(ように見えた)。


しかし、その可能性を思うと月櫻の表情は硬くなる。
怖いな…という思いも。




自分も昔、呼ばれる神社をめぐって託された仕事を行っていた。
いや、今もそれはある。



しかし、ある時から託された仕事は「託してもらった」のだと言う事を改めて認識するようになった。



~神は人を育てようとしてくれている。~



「初めてのお使い」というTV番組があったな…。
小さな子供が用事を言われ、初めて一人でお使いをしにいくという過程を放映した番組だった。


子は自分で全部やっているつもりだが、
その実、大勢のスタッフが陰になり日向になり、導き、見守っている。


そして「出来たね」と笑顔で迎えてくれるのだ。




「ほんと、あれとまるっきり一緒だ…」
どんなに神はハラハラしているだろう。

それは今も一緒だろうがな…。

【九重深き宮の奥に…つづく】



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Last updated  2011.07.16 01:27:12
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