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カテゴリ:メッセージなど
関西の方では1月10日に十日戎(とおかえびす)、9日は宵えびすというのがあります。
とくに西宮神社のお祭りは有名でTVでもニュースに出たりしています。 私の地域の神社は重要文化財に指定されていますが、とても小さくて神主さんが常時いない神社です。 けど氏子の方々が順番にお守りしていて温かいというかしっかりとした感じで好きです。 ここの御祭神の眷属様は何度か日記に登場しているように姫神樣ですが、ちゃんとお神輿に乗って町を回るなどお勤めに勤しんで居られるのも、この神社を大事に思って居られる方々のお陰もあると思います。 さて、奈良に住んで3回目の正月。 今まで不明だった「どんと焼き」(左義長)の事を聞きたいと言うのと、 境内に恵比寿様が祭ってあるので十日戎をするのかな?と勘違いしていた瑚月。 お散歩がてらに恵比寿様に挨拶しようとふと思いました。 今まで「商売繁盛笹もってこい♪」←えびすさんの時の掛け声の一種。 と言うのが一方的にご利益信仰な感じがして、なんとなく敬遠していた私。 今年は行くまでに考えを変えました。 「頂く対価に見合った仕事が出来るようにお祈りしよう」とお願いに行こうと思ったのです。 つい、清貧を尊ぶ神道系癖が出そうになるのですが、 これもこれで「我を貼りすぎ」ていたり「富が悪い」って悪者扱いにしてないか?って思ったのです。 いや、これセッションで「対価を頂く」という決心をするまでに長~い葛藤があったので既に一段落ついたはずなのですが、ふと振り返るとマダマダあったんだなーと反省。 そういう訳でそんな心も改めようと9日なのに10日のつもりでノコノコと出かけて行きました。 神社までは神社の道案内の石碑が1つ。その後に鳥居が2つあります。 けど、どうも鳥居がもう一つあるように常々思っていたので、 今回、どこかな?と神社と反対側の道をずっと見ていると・・・ かなり向こうに入り口を感じました。 えーっと、めっさ遠いんですけど…。って、あれ空中じゃない?。 って持っていたら、そこから「にゅーーーーーーーーーーー」と大きな龍が一柱入ってこられ、私の横に…。 この方と一緒に行ったら第一鳥居ちゃんとくぐったことになるかなーと、 歩き出すと、龍さんも進みだす。 道の向こうから車が来た時はどうするのかなと思ったら、車を避けてちゃんと上にうねりました。 (横に避けるかと思ったので「流石!ナイス!」って思ってしまった:笑)。 そしてふと見ると、笹を口にくわえて居られる。 (「しょうばいはんじょう ささもってこい … の ささ?) くわえて居られるので話しかけるのもはばかられ、そのまま境内に。 結局、当社のえびす祭は2月3日で境内は静かでしたが、社務所には氏子さんと、お参りに来られている方々が数人おられました。 年越しは行列でゆっくりお参り出来なかったので、 落ち着いてお参りしていると…。 姫御子様登場。 が、 え?横に男性? 瑚『旦那様ですか??』 姫『いえ』 瑚『え?お付き合い中?!』←マテ。 どうも、姫は御祭神の一柱の櫛稲田姫之命の眷属らしいのですが、 横に居られた男性神はお祭りされているこの地方を納めた男神の眷属様らしい。 すると横に居た龍さんがするすると、お二人の所に行き…。 回りを囲むようにされました。 結局お付き合い中なのかお聞きする間もなく←。 感じたのは、いっとき流行った「男性原理から女性の復権」とか、 「女性性のうんにゃら」とかという言葉に対して、その先を行く時が来たということ。 飛鳥でも感じた「男」とか「女」とか単体の力じゃなくて「和合」の時代になったのですよ…という事でした。 女性神・男性神が一緒にお仕事をすることで、龍神という新しい力が応援出来るようになったというか、神様界の神域テリトリーも和合していくような感じがしました。 何か異なるものであったり、異なる自分と仲良くなると仲間が増えるんだな…。というか生み出せるのだな…と感慨深く、今年の目標にさせて頂こうと思いました。 自分のお祈りもちゃんとして…、 神社下の薬師様を祭ったお寺もお参りして、 境内の中の英霊を祀るお宮もご挨拶。 英霊って戦没者だけかと思われるかもしれませんが、この社には神格にまでは至らないけどこの土地が大好きだったり、この土地を守って亡くなられた「古代の方々~戦国~昭和まで」の猛者様がおいでになられます。 (けっこう防犯の為に動いてくれてます。夜道を帰る女性を守ってたりw←A○SOKかセ○ムかw) 各所を回った後、やっと真打の恵比寿様にご挨拶。 お参りしていると、さっきの龍が笹を持って来ました。 瑚『恵比寿様と笹って何か関係があるのですか?』 恵『ない』 瑚『笹は隠喩ですか?』 恵『そうだ』 私が聞いた感じでは、笹は「ササげる」の隠喩だそうです。 ある方のメールのお返事のも書かせて頂いたのですが、私的には良い商売はお客の欲しがるものを提供すると共に、お客や周囲に益にならないものは断る強さを持っていると思います。 まして、自分たちの益の為に、お客様や周囲が不幸になる事をしてはいけないと感じています。 …これって日本人っぽいかな…。 けど恵比寿さんはもう一歩上でした。 商売は、お客様に「捧げる」気持ちでやりなさい、という言葉でした。 うちの地域の神社の恵比寿社に居られる方は、 七福神の中に描かれている、笑って「やっほ~い」な恵比寿様の雰囲気とは真逆で…。 とてもしっかりとした真摯なお方でした。 打った柏手がとても「かっちり」しておりました。 お伝え致します。 そう会釈して帰って参りました。 明日は十日戎。 「たなぼた」気分では、今後の日本経済はやっていけない様な…、 真摯に「商売」とは何か、「日本経済」の立ち位置をしっかり考えて行かないといけない。 そんな背筋を伸ばすような心意気が必要な雰囲気でございました。 瑚月 にほんブログ村←久しぶりですお手数おかけ致しますが、よかったらお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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