&#私の生きる道２&#&

私の父は　仕事で双葉町に出かけてました。

その二日後　地震に直撃し　漁港近くの借家が壊れ　

津波で流される家や人を目の当たりにしたそうです。

ただ　家は壊れても高台に建っていた為、仕事道具は水の被害を受けず

泥棒から財産を守る為、吹きざらしの半壊家に身を潜め、

5日間生き延びました。


言葉が悪いのですが、水の害を受けていない自宅は　

まだ使えるだろう電化製品、家庭製品と別れが告げられず

避難所に行く心構えが出来無いのです。（父がそうでした）

原発の怖さから、支援の手が伸びず

避難所よりも食べ物が無い、飲み水の無い自宅待機者。

そんなお年寄りを　大勢見たそうです。

いったんは　連絡が取れたもののその後は音信不通。

奇跡的に　海水から4－50センチ高い場所に車が停めてあり

車が動きました。

そして　9時間かけ　娘の元へ

父と生きて再会できた奇跡に今はひたすら感謝です。