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マイスクール慶應修学舎の記憶

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2014.06.28
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カテゴリ:今日のひと言


 「知能」…「答えの有る問い」に対して、早く正しい答えを見出す能力。
 「知性」…「答えの無い問い」に対して、その問いを問い続ける能力。
 「知識」…「言葉で表せるもの」であり、「書物」から学べるもの。
 「智恵」…「言葉で表せないもの」であり、「経験」からしか学べないもの。

 いまだに、日本の教育は、とりわけ、学習塾などは、「知能」を伸ばすことに主眼が置かれています。
 “いかに正確に、より早く効率的に”を追及しています。
 残念に思えてならないのは、教育に携わる人たちが「知能」を伸ばすだけでは、
 21世紀の社会では通用しないと、うすうす気づいていながら、
 「知能」だけを伸ばす教育をしているということです。
 また、その「知能」すら伸ばすことができない先生も、少なくありません。

 子どもたちの方がよっぽど先見性があるように思えてなりません。
 子どもたちの世代はもう"知能"じゃないことは、わかっています。
 子どもたちは、ITやデバイスの進化と共に成長してきて、
 「ググればわかる」ということを体の芯から理解している世代です。
 それは、もはや、そこに知能は必要でなく、知恵です。
 今の大人たちは、子ども時代にそういう体験がありません。
 今でこそ、ちょっと先をいく学校では、PCやネット環境を使った教育がされていますが、
 今の大人たちの時代には、ありませんでした。

 「先行き不透明な時代に必要なのは、学歴と知能だ!」と小さな頃から教えこまれてきたせいで、
 大人たちは、その刷り込まれた常識、もっといえば、その常識に脅迫されて、子育てをしています。
 中には、「これから必要なのは"知能"じゃない」と本心ではわかっていながらも…。

 人間、なかなか変わることは難しい。
 それを、他人が変えることは、さらに難しい。
 
 ならば、違った方法で…。


 『知性を磨き、知恵を身につける。』
 そんな教育を、子どもたち一人ひとりと。
 結果、それが、日本の教育のデファクトスタンダ-ドになる。
 そう思い、今日も子どもたちとともに。





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Last updated  2014.06.28 12:57:22
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