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カテゴリ:呟き
お育ちの悪い私は、泥を被った腐りモノが好物なクセに 何も知らぬ気な真っ直ぐなモノにも惹かれるのです。 ただその目映さを羨望しているだけで どうせ彼の方の視界に自分が映る事など 叶わないし望んでもいない。 どうかその澄んだ眸のまま、力強く飛んでいて。 無いモノ強請りの淡い恋心。 でも、もしその人がゴミ溜めに堕ちて 慣れないまわりの臭気と己の身の汚さに 心が潰れてしまう程の自己嫌悪に塗れて苦しんで 誰も自分を好くものなどいないと結論したとしても 私は笑って彼を許すだろう。 そもそも、腐れたものが好きだから。 味覚神経と嗅覚の麻痺した私に ちょっとやそっとの自分の醜さをさも大事のように 『嗚呼、自分はなんて穢れているんだ』なんて 悲痛な顔して悩んで頭を抱えて告白されても そんなものは単純に、愛すべき健全さの証拠でしかない。 要するに、だから、どうかそのままでいて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月21日 22時35分12秒
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