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カテゴリ:お題
ペアルック(死語)というものに激しく抵抗がある。 それがあからさまに恋の浮かれ具合やふたりの熱愛ぶりを強烈に周囲にアピールする象徴であればあるほど、傍から見ていてあんなに微笑ましいような痛いような目を逸らしたくなるような笑うしかないようなむず痒いような吐き捨てたくなるような複雑な想いを総合して周囲に「ああはなるまい」という決意を想起させるものもなかなかないのではないかと思う。 実物を目にするまでは「本人たちが幸せならいいんじゃないのー?」と無関心であった(それどころか乙女心に一度はやってみたいと思っていた)私も、実際に間近で友人の暴走ぶりを目にした途端に「ああはなるまい」と引いた決意を固めた人間のうちのひとりだ。 同じペアルックでも、さりげなく同じテイストだとかさりげなく違う部位に同じアイテムだとかさりげなく同じブランドの同じコレクションだとか見えないところにお揃いの○○○だとか、そういうものはカップルをひとつの素材として扱ったお洒落として容認度も高い気がするが、それも行き過ぎるとある意味ふたりの世界のスノビズムが垣間見えて嫌味でもある。というか、追求すればするほど嫌味だ。 ・・・冴えない人間の僻みかもしれないが。 そういうわけで、私はペアルック反対派。やるならせいぜい言われないと分からない程度のアクセサリー(左手薬指の指輪不可)まで、というポリシーすらある。 本来ならここで根拠になる痛いエピソードのひとつやふたつ交えて、何故に私がこんなに揃いのナニソレに拒絶感を持つようになったかを書くところだが、私自身の信条として自分の痛いエピソードは笑っていただく為だろうが罵っていただく為だろうが(私はマゾではありません、念の為。)納得していただく為だろうがいくらでも出せるだけネタとして搾り出してくるが、自分が関わらない人のそれというのは基本的に他人事なので話の材料として使用しないという鉄則がある為、今回はここまで。 とりあえず、私はペアモノ反対派という事で、実際に私がお揃いモノを手にした時の話は『10、指輪』の項にていずれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月24日 21時16分50秒
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