有為メモ。

最近になってようやく経済的余裕というものが多少なりとも自分の身についてきたと思う。それは偏に私自身が日々鉄工所での労働を真面目に積み重ねている所為と、儲かる仕事を上手く引き寄せて鉄工所を経営して私のような社会不適合者を雇う余裕を培っている叔父さんのおかげなのだが。

それはさておき、最近、友人と頻繁に会えるようになった。以前の私なら金銭的余裕と身体的余裕との両方のなさを理由に相手に頼るか断らなければならない遊びに、ようやく自分の経済力でつきあえるようになったからだ。体力面ではまだ相手に気を使わせてしまうが、それでも昔と比べれば格段に相手に依存せずに映画を観たり食事をしたりできるようになったと思う。

なんにせよ「お金がないから」などという理由で好きな相手と好きな時間に好きな場所で好きなように時間を過ごせないというのは悲しい事だ。私はその『悲しい事』を繰り返さないように、自分のコンディションに細心の注意を払わなくてはならない。