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カテゴリ:書籍・漫画
またしても借り物である。
借り物の本ばかりを記録するのにはちょっとした理由がある。自分の本というのはいつでも手に取って読む事ができるが、人様からの借り物はそうはいかない。だからこそこうして具に記憶に留める為に文字にしておきたいのかもしれない。つまりは執着。 名ばかりの公的福祉機関にて不幸な境遇の少女に「条件付け」という名の洗脳を施し人工の身体を与えて汚れ仕事をさせる。そんな反吐が出るほど汚くて複雑な世界を、上手に柔和な描写と綺麗な図柄で拒絶感を持たせることなく描ききっている。 舞台がイタリアだけに専門用語はすべてがイタリア語で馴染みのない人には辛いかもしれないが。それぞれの義体(少女)たちと担当官の人間模様も十人十色で非常に興味深い。 ちなみに作中に登場するキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・マキャベリは実在するワインである。 1~5巻(以下続刊) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年07月17日 23時38分46秒
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