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カテゴリ:日常
本日、精神科の通院日。
今日のカウンセリングでは、今まで核心に触れてこなかった私の最も古くて最も大きなトラウマについて話をした。記憶のかすれ具合からして2歳かそれくらいの頃の話だったと思う。虐待児だった私はそれが原因で私は苦痛から逃れようと自分自身を何人も産み出して、成長してからもどうにか苦痛を癒そうとして無理矢理自分に更なる苦痛を強いた。そんな話を淡々と話していくうちにカウンセラー氏の肩が下がって俯きはじめ、カルテを書くペンは完全に止まった。 「壮絶なサバイバルだったと思います。今、こうして普通にお話していられるのが奇跡だと思うほど。辛かったね。」そう言われてはじめて私は自分が今まで辛かったんだと思った。自然に涙が滲んだ。 そのトラウマのおかげで入浴や自分の身体に触る事や見る事に禁忌感を植えつけられ、自分を汚れていると感じている私にカウンセラー氏は何度も「貴女の過ちじゃないのだから、貴女が自分を汚れていると思う必要はなくて加害者が恥ずべきことなんです。貴女は何も汚れてなんかいないんです。貴女はずっと被害を受け続けてきただけなんですから。」と繰り返した。 最終的には両親が私に植えつけた様々な歪みから決別する事、母親からの金銭的な癒着を断ち切る事を目標にしようというまとめで話は終わった。今でも思い出すだけで全身が粟立つあの記憶からいつか抜け出せる事を願って。 診察の方では最近夢見が悪い事、一晩中レム睡眠の中でドリームコントロールを続けている事でなおさら覚醒状態に近い状態である事、約3時間おきに完全に目が覚めて時刻を確認する事などを話したところ、睡眠剤を変えようという話になった。ひさしぶりの薬の変更できちんと身体が思う通りに反応してくれるかどうか心配だが、とにかく今の状態をなんとかしないと疲労が溜まっていく一方なので試みに応じた。 ダイエットも食事制限をやめて腹筋やストレッチを中心にして、段差の多い鉄工所でNC旋盤を回す合間に踏み台昇降などをしている話をしたら「腹筋や踏み台昇降はいいですね。基礎代謝が上がりますから。」と、主治医も大いに賛成してくれた。 ケースワーカー室に行って障害年金の手続きの話をしてくるのは診察の会計が終わってからなので、いつも私は靴を履いて外に出かけるところでやっと「いかんいかん、ワーカー室にいけねば」と思い直して改めて靴を履き替えて病院の玄関を上がるのだが、今日もご多分に漏れず、ワーカー室に行くのを思い出したのは靴を履いてからだった。 今日は前主治医のS先生に書いてもらった初診時の診断書の確認と、現主治医に書いてもらう診断書を渡すだけの用事だった。今度の水曜には現主治医の診断書も渡せるというので、後はもうふたつの診断書を見ながら私が申立書を書くだけだ。申立書には私の冬のような時代の事を詳細に思い出して書かねばならないのでそこが少し辛いところだが、これで障害年金がもらえると思って頑張ろう。 病院の帰りにはいつものようにスタバでスコーンにエクストラホイップつきで、ハチミツをたっぷりかけて食べた。泣いた後は甘いものが一番だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年07月05日 20時10分28秒
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