iPad発売!と電子書籍考
こんばんは。今日は朝からiPad発売のニュースをいろいろなところで目にしました。iPad発売開始、注目は電子書籍 米アップル社の新型情報端末「iPad(アイパッド)」が28日、発売された。その特徴の一つは、本をインターネット上の書店からダウンロードする「電子書籍端末」としての機能だ。4月に先行発売された米国では出版業界が早くも勢いづいており、日本でも電子書籍時代の幕が開くか、注目されている。(中略)こうした中、講談社がiPad発売の28日に合わせ、作家・京極夏彦さんの新刊本の配信に踏み切るなど、電子化時代の本格到来を予感させる動きも出てきた。街の書店では、新たな電子メディアに対し、危機感を示す声は意外に少ない。大手書店「丸善」丸の内本店(千代田区)の壹岐(いき)直也店長(57)は「携帯電話で読む『ケータイ小説』が書籍化されてベストセラーになった例もある。電子書籍発で話題になった作品が、紙の本として売れることも期待できる。iPadとの相乗効果がきっと出てくるでしょう」と語る。都内の約600店舗の書店が加盟する東京都書店商業組合の下向紅星(しもむかいこうせい)理事(46)も、「iPad発売は本が見直されるいいきっかけになる。活字離れの進む若者が本を手にする機会になってほしい。書店も売り方を工夫することで、逆にチャンスになるかもしれない」と話した。 ということで発売されたiPad。アップルストア銀座店(同中央区)では、発売前に1200人が列を作ったそうです、すごいねー。販売価格は無線LAN機能のみのタイプが48,800円から。携帯電話回線も利用できるタイプが58,320円から。4月上旬に発売された米国では約1カ月で販売台数が100万台を超えるヒット商品になっている。日本では今月10日から予約を受け付けたが、希望者が殺到してわずか3日で打ち切られたそうです。iPhoneもiPadも欲しいとは思わないのですが(絶対使いこなせないもん!)記事にも書かれている電子書籍の将来性を予想する上で、ポイントになる商品なのかなと思い、注目しています。販売にあわせ、京極夏彦氏の新刊『死ねばいいのに』(なんつー題名ww)が通常の文芸書と、データ配信の2つの方法で販売されたのにも注目ですね。ハイ、京極夏彦の妖怪シリーズは大好きだ! でも番外編と、それ以外の小説はそこまでオモシロさがわからない… そんなファンです。 ええと、本が 1,785円、iPadに対応したデータでの900円での販売なのです。ただし、発売から2週間は特別価格として700円で提供されるとのこと。装丁されたハードカバーの本が1,785円。形のない、機械の中に入っているテキストデータが900円。ま、機械には初期投資が必要だけどそれはおいておいて、どちらを買いますか?900円という値段はどう判断したらいいのか、個人の価値観が出るテーマだと思います。京極氏の本は文庫になっても1,000円overの分厚いものが多いから、価格だけ見れば安いのかも。でもハードがおじゃんになったら、データは無になってしまうのですよね… (((´・ω・`)カックン… 着うたもそうだけど、データはハードと一蓮托生というのはあまりに心もとないし、不親切なことだと思います。 バックアップも兼ねて紙に印刷…しておいたら結局本を買うのと同じことになっちゃって、場所は取るし重いし持ち運ぶの大変だし、電子書籍配信のいいところが全くなくなっちゃうのですね。そのあたりのバックアップはどうなんだろう…そしてディスプレイをなぞってめくる読書って…どうも抵抗があります。あまり長時間やったことがないからかもしれないけど、目が疲れそうだし、タッチすればページはめくれるというけど、ページをめくるという意味は同じでも、やっぱり何かが違う気がする。そして目への負担も格段に差がある気がする(>_